【活動紹介・情報提供】精神科看護倫理綱領(一般社団法人日本精神科看護協会) 改定プロジェクト参画について

一般社団法人日本精神科看護協会よりお声がけをいただき、「精神科看護倫理綱領」の見直しプロジェクトに参画しました。昨年、神出病院で明らかになったような虐待事件をどのように防ぐかといった視点や当事者目線から期待される看護の役割についてなど意見を述べることに努めました。また、前回の制定が2004年ということで、障害者権利条約の観点を踏まえた内容のバージョンアップも意識的に意見しました。

近年では、精神科看護の役割は、病棟だけではなく地域の訪問看護ステーションなど多岐にわたっています。新しく制定される倫理綱領が、あわゆる現場でも基本となる心構えを確認するととともに、今後の研修などを通じてより豊かな看護実践が育まれるこを期待したいと思います。

一方で、今回のプロジェクトでは現場の苦悩を耳にする機会もありました。構造化された問題にどのように向き合うか、制度仕組みの問題としてどのように解決が可能なのか、改めて考える機会ともなりました。引き続き頑張っていきたいと思います。なお、この度改定に関するパブリックコメントを実施することになりました。(4月20日迄)協会会員に限らず、「現場で働かれている皆様、かかわりのある方はどなたでも意見をお寄せください」とのことです。

(以下、一部転載します)
近年、精神科領域におきましては、看護職がかかわる倫理的課題の社会問題化やこれまでとは異なる形での倫理的課題がみられるようになりました。また精神科看護職の活動の場も広がりを見せております。このことを受けまして、2004 年に作成されました「精神科看護倫理綱領」の見直しを進めてまいりました。そこで、このたび、「精神科看護倫理綱領」の見直しに伴い、精神科看護の現場や精神科看護にかかわりの
ある方々の意見を取り入れ、多角的に内容を検討する目的で、パブリックコメントとして皆様からの意見を募集いたします。

提出していただいた意見は十分に考慮し、反映できるものは意見に基づき案を修正いたします。なお、提出していただいた意見に対する個別の回答はいたしかねますので、あらかじめご了承願います。

詳細については添付画像・リンク先をご覧ください。
http://www.jpna.jp/images/pdf/JPNA_ethics_public-comment_20210401-0420.pdf

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