精神障害当事者会ポルケのホームページへようこそ
ポルケの活動の始まり
精神障害当事者ポルケは、2016年夏に発足した精神障害当事者によって運営される障害者・当事者団体です。団体名にあるポルケは、スペイン語で”疑問”という意味です。精神障害があることで経験する苦い経験や辛さも含めて、言葉にしていこうそのような思いで活動をスタートしました。
精神障害は「目に見えない障害」「わかりにくい障害」と評されることが多々あるように、周囲への理解がなかなか難しいです。
そして、残念なことに偏見や差別はまだまだ根深く、カミングアウトのタイミングや場所によって時には非常につらい経験をもつ人もいます。
私たちは、私たち自身のこと、私たちの考えをもっともっと社会に訴えていく必要があると考えて活動をしています。
月例の当事者交流「お話会」
主な活動のひとつに当事者交流「お話会」があります。
現在120名ほどのメンバーがいます。東京都内に限らす、神奈川、埼玉、千葉からの参加もあります。
年代は、20代から60代までと幅広く、30代~40代の参加が多いです。
メンバーは精神障害といっても診断もさまざまで、日々の困りごとも様々です。
ひとり一人がその思いに耳を傾け、言葉を交わしながら時をともにする場となっています。
秘密を互いに守りながら、当事者同士だからこその安心できる場はとても大切です。
お話会の取り組みについての詳細はこちらよりご覧ください。
ほかにナイトウォーキング企画やストレッチ講座などを実施しています。
学びを通じた交流を
学習活動にも取り組んでいます。
過去には、ピア・カウンセリング、当事者活動の歴史、ピアスタッフ、障害者雇用etc 様々なテーマの学びを開催してきました。
学習会の参加は、当事者に限らずどなたでも歓迎しています。
都度の報告をなるべくまとめています。
こちらよりご参照ください。
家族会・福祉関係者等と連携した取り組み
さまざまな関係者と連携・協力をした取り組みも行っています。
過去には、精神科医呉秀三のドキュメント映画の上映会&シンポジウムや統一地方選挙に際しての公開討論会などを実施しました。
障害理解や福祉などの研究協力
関係団体と連携・協力し、障害の社会モデルに基づいた理解啓発活動の普及に取り組んでいます。
日本福祉のまちづくり学会ほか、取り組みを紹介しました。
プログラムはその後完成し、啓発活動の実践を今後行ってまいります。
また、地元大田区にある東京工科大学の研究協力も行いました。
お化粧に関して作業療法としての可能性を模索するものです。
女性のメンバーが活躍しました。
代表挨拶
精神障害当事者ポルケは、精神障害当事者によって運営される障害者・当事者団体組織として、2016年夏に発足し、今年度で3期目を迎えます。
東京都大田区や周辺地域で、月例の交流会「お話会」や「学習会」を開催してきました。
特に昨年度力を入れたのは、「私たちとは何者か」をテーマにした連続学習会でした。
私たちの障害は「目に見えない障害」「わかりにくい障害」と評されることが多々あるように、自分たちの障害に対する理解の促し方が難しく、カミングアウトのタイミングや方法に悩むことも多いです。
ポルケのメンバーにも、職場や学校、ときには家族にも自身の障害を隠しながら暮らしている人も多くいます。
一方で、私たちは、私たち自身のこと、そして私たちの気づきや思いをもっと社会に訴えていく必要があります。
今年度は、定着化した当事者交流のお話会を定期開催し、引き続き学習活動等にも取り組み、当事者活動の魅力と意義を広く社会に発信していきたいと思います
今年度は、「草の根市民基金・ぐらん」様「Heart & Artsプログラム」様からそれぞれ助成をいただくことが出来ました。
今後とも活動を推進していきます。
よろしくお願いいたします。
2018年5月30日
精神障害当事者会ポルケ
代表 山田悠平