【情報提供】『精神障害を生きる――就労を通して見た当事者の「生の実践」』期間限定の著者割引頒布のご案内
このたび、就労現場のフィールドワークと、「当事者との対話」によるライフストーリー・インタビューから、当事者の「生の実践」をリアルに描き起こされた駒澤真由美さんが、単著『精神障害を生きるーー就労を通して見た当事者の「生の実践」』を刊行されます。
精神障害当事者会ポルケでは、学習会や当事者交流お話会等で“働く”ということをキーワードに話し合う場を創ってきました。近年では、障害者雇用促進法の改正を受けて、精神障害者保健福祉手帳を新たに所持し、障害者雇用の選択をする当事者仲間も増えていると実感してます。実際、社会参加の機会が増えることに歓迎の声を聞きます。他方で、障害の合理的配慮の獲得やそもそも自身の障害をどのように受け止め周りに伝えるか、そもそもとして障害を周囲に伝えるべきか否かなど逡巡の声も聞かれます。私たちにとって、働くということはなんだろうか、研究者の知見をお借りして少し俯瞰的なところから考察をしてみたいと思います。
著者の駒澤さんのご厚意で、著者割引での頒布を期間限定で行うこととなりました。 駒澤さんからメッセージをお預かりしています。「精神障害当事者の就労実態と切実な生の声を、ほかの当事者やその家族、支援者、学生、研究者、そして行政の担当者へと、広く届いていくことを願っています」ぜひお手にとっていただければと存じます。
『精神障害を生きる――就労を通して見た当事者の「生の実践」』(生活書院)
期間限定で下記の要領にて著者割引頒布を承ります。
なお、時期は未定ですが、著者の駒澤さんをお招きしての企画の実施を検討しております。
■価格:特別価格・3300円(郵送料・税込み)※通常価格3,960円(税込み)
■期間:2022年10月31日まで(初版売り切れ次第、本企画は終了)
■著者:駒澤 真由美(こまざわ・まゆみ)
■著者略歴:
経営コンサルティング会社勤務時に夫と死別。その後、新規事業の立ち上げを任され、希死念慮を伴ううつ病を発症。退職して臨床心理、精神保健福祉を一から学ぶ。精神科病院や就労支援施設での実習を通じて、精神保健医療福祉と雇用に関わる制度・サービスに疑念を抱き、研究の道に進む。日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、2021年9月に立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。博士(学術)。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科プロジェクトマネージャー(研究指導助手)。
■実施:一般社団法人精神障害当事者会ポルケ
■連絡:in.porque@gmail.com(担当:山田)
■参考:『精神障害を生きる――就労を通して見た当事者の「生の実践」』(立命館大学・外部リンク)