【活動報告】日韓精神障害者交流事業の実施(2022年9月)

精神障害当事者会ポルケは、日韓精神障害者交流事業と題して、精神障害の当事者団体や家族会、学識経験者等による多様な立場によって構成される訪問団を韓国に派遣しました。韓国の精神障害者の当事者団体や家族会との市民交流を通じて、障害者権利条約の実施にむけた相互学習をはかり、草の根交流を促進し、学びを国内に持ち帰り今後の国内運動の取り組みに活かすことを目的とするものです。

9月9日に国連障害者権利委員会から総括所見が示されたところですが、韓国ではすでに2回の条約審査を迎えました。たとえば、医療保護入院制度については、最高裁判所が不合致の司法判断を示されるなど、障害者権利条約の実施にむけた具体的な成果を韓国では獲得されています。

新型コロナウィルスの影響もあり、いろいろな心配もありましたが、無事に帰国ができました。年度内に報告会を開催予定です。ご関心をお寄せいただけますと幸いです。(代表理事・山田)

〇参加者(敬称略)
認定NPO法人DPI日本会議 崔 栄繁(議長補佐)
公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 小幡恭弘(事務局長)
中央大学 伊東香純(研究員)
東京大学 井筒節(特任准教授)
一般社団法人精神障害当事者会ポルケ 山田悠平(代表理事)相良真央(理事)

〇運営体制
主催:一般社団法人精神障害当事者会ポルケ
協力:東京大学、中央大学、DPI日本会議、凸凹ライフデザイン

このプロジェクトは、日韓文化交流基金の人物交流助成を活用して取り組んでいます。

▼参考:「強制入院の仕組みは憲法不合致」 韓国で画期的判断(ヨミドクター・外部リンク)

↓シェアをお願いします↓