【活動報告】登録被災者援護協力団体に関する内閣府令(仮称)案に関するパブリックコメント

精神障害当事者会ポルケでは、これまでに被災経験のある精神障害のある人や支援者へのインタビュー調査、また2024年能登半島地震に際して被災者支援ボランティアなどの活動を行ってきました。内閣府により実施されていた「登録被災者援護協力団体に関する内閣府令(仮称)案」に関するパブリックコメントに以下のとおり意見提出をしました。


 

重要な事業を推進いただきありがとうございます。

団体では、これまでに東日本大震災や熊本地震の被災体験のある精神障害のある人のインタビュー調査や能登半島地震に際しての被災ボランティアに従事してきました。その経験から、精神障害のある人の被災支援においては同じ経験のある当事者同士のサポートは重要なものと考えております。

他方で、今回の改正に伴い、被災者援護協力団体の登録欠格要件が規定されるとのことですが、「被災者援護協力業務を適正に行うに当たって必要な認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者」の内容については、精神障害者の団体の排除が行われ、またこれからの活動に支障がないか深刻な憂慮をしています。

国会答弁では、文言の修正が行われ障害者差別にあたらないという趣旨があったと承知しています。ただ、懸念は払拭されたとは言い難く、当該規定についての必要性については再検討いただくとともに、仮に規定を設けるのであれば、設置の趣旨や目的について詳述をし、「障害を理由にした登録要否の決定を行わないこと」を明記した説明を各所に行っていただくことを提案いたします。

 

↓シェアをお願いします↓