【活動報告】障害学会第22回大会ー「医学研究における当事者参画」をテーマに登壇

9月21日、障害学会第22回大会(女子栄養大学坂戸キャンパス)のシンポジウム「医学研究における当事者参画」に、当会代表・山田悠平が登壇しました。本大会は対面とオンライン配信の併用形式で実施され、多様な立場の人々が集う場となりました。

本シンポジウムは、東京大学の熊谷晋一郎さんが司会を務め、登壇者には植村要さん(国立国会図書館)、大谷いづみさん(立命館大学)、武藤香織さん(東京大学/理化学研究所)も参加されました。山田の発表では、医学研究の枠組みにおける当事者参画の意味と限界を問いながら、インクルーシブ防災の取り組みにおける当事者主導型研究の経験をもとに、積極的な参画を通じた研究の民主化の必要性を訴えました。登壇を通じて、制度や枠組みの整備だけでなく、関係性の構築、役割分担、信頼醸成といった実践的な課題を包括的に考える必要性を改めて実感しました。

また、ほかの登壇者の発表や質疑応答を通じて、「参画」の深層的な意味や実践のあり方が改めて問われる場となりました。今後も研究領域における当事者参画のあり方について、積極的に検討を深めていきたいと考えています。今回お招きくださった熊谷さんをはじめ、障害学会の皆さまに改めて感謝申し上げます。

 

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