【活動報告】インクルーシブ防災の取り組みが Zero Project Awards 2026 を受賞しました

一般社団法人精神障害当事者会ポルケの「精神障害・発達障害のある人の経験に基づくインクルーシブ防災の取り組み」が、国際的な障害分野の賞である Zero Project Awards 2026(Crisis Response 分野) の受賞プロジェクトのひとつとして選ばれました。Zero Project(ゼロ・プロジェクト)は、オーストリアの Essl Foundation が運営する国際プロジェクトで、国連障害者権利条約(CRPD)の理念にもとづき、世界各地の革新的な実践を発掘し、その成果を国際的に共有・普及することを目的としています。2025年12月3日(国際障害者デー)に公式発表が行われ、2026年2月にはウィーンの国連施設で開催される Zero Project Conference 2026 で、プレゼンテーションの機会をいただけることとなりました。

2025年12月3日(国際障害者デー)に発表された Zero Project Awards 2026 において、当会の「精神障害のある人の経験に基づくインクルーシブ防災の取り組み」が、Zero Project Awardee 2026(受賞事例) として選出されました。2026年の Zero Project Awards では、テーマ分野として「Accessibility(アクセシビリティ)」「ICT(情報通信技術)」「Crisis Response(危機対応)」が設定され、93か国から586件のノミネーションの中から、最終的に51か国75件の取り組みが受賞しました。都内で開催されたレセプションにZero Project創設者のマルティン・エスル氏にご招待いただきました。オーストリア大使シグリット・ベルカ閣下をはじめ大使館のみなさんや、他の国内の受賞の関係者の方々などと今後の連携についても意見交換させていただきました。

今回の受賞は、ポルケのメンバーや関係団体の皆さま、そして各地のワークショップに参加し、経験や思いを分かち合ってくださった当事者・家族・支援者・行政職員など、多くの方々の協働によっていただくことができたものです。これを励みとして、精神障害のある人たちが災害や危機の時にも権利を守られ、地域で安心して暮らし続けられる社会の実現に向けて、国内外の仲間や協力をいただくみなさんとともに取り組みを進めてまいります。今年度にはインクルーシブ防災のネットワークとしてアライアンス(同盟)の発足を計画しています。どうぞご注目ください!

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