【活動報告】能登半島災害支援ボランティア派遣の取り組み(大塚商会ハートフル基金支援事業)
精神障害当事者会ポルケでは防災の調査活動や啓発活動の取り組みやコアメンバーのこれまでの被災支援活動の経験を活かした災害支援ボランティア派遣の取り組みを行うことになりました。
能登半島は七尾市、輪島市、珠洲市を中心にヒアリングと訪問活動を行いました。今回の派遣ではJDF能登半島地震支援センターのみなさんと一緒に状況視察も行いました。
能登半島地震から7ヶ月が経ちましたが、想像以上に家屋や道路へのダメージは色濃く残っていて、うまく言葉が出てきません。
珠洲市では津波の爪痕が未だ残る地区もありました。障害者施設の利用者のみならず、職員の人も金沢に避難から引っ越すケースが増えているとのことです。残された人々の日々の暮らしのサポートが求められます。
精神障害のある当事者からは、ここにきて体調を大きく崩す人も出ているようです。医師からは入院を勧められているが、パートナーの献身的なサポートでもちこたえているとのことです。ここからもっとも近い入院施設は100キロ以上離れた場所にあるようです。自分の家は無事だったけど、出かけるたびに壊された街並みをみるのが辛いと述べている人もいるようです。
写真は集落の象徴とも言うべきとあるお寺の鐘つき場です。地元のコミュニティの支えにも限界があります。11月にはセンターのメンバーとしての支援活動も予定しています。この取り組みは、大塚商会ハートフル基金支援事業のご支援のもと実施しています。