【活動報告】8.30入院者訪問支援事業学習会開催

8月30日に「入院者訪問支援事業を知っていますか?~私たちの経験や支援スキルを活かして、障害者権利条約の実施に貢献しよう~」と題した学習会を開催しました。実施にあたり、関係団体からの名義後援をいただき、多くの方にご関心をお寄せいただきました。北海道から沖縄県までオンラインの参加も加えると140人超の参加申し込みをいただき、当事者や家族の立場の人、専門職、行政職の方など幅広い層の皆様のご参加のもと、学習会は成功裏に終えることができました。ご参加およびご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

入院者訪問支援事業は、精神保健福祉法改正施行に伴い2024年度よりスタートしました。この取り組みは都道府県の任意事業として扱われますが、当初の予想を上回る東京都をはじめ20を越える都道府県で展開が予定されています。閉鎖的な環境となりやすい精神科病院に地域からの風を吹き入れることは、療養環境の確保や地域移行の促進を支えることにつながることが期待されています。事業の成立の背景や東京都の取り組み状況について、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所地域精神保健・法制度研究部の藤井千代さんと名雪和美さん、全国「精神病」者集団の桐原尚之さんにお話をいただきました。

学習会の結びに際して、この事業について関心あるみなさまとのつながりづくりの一環として、メーリングリストの発足を提起しました。今月遅ればせながら、メーリングリストが始動しました。40名超の方が立場を越えて参画をしてくれています。情報交換を通じて、地域間の連携を深めていきたいと思います。メーリングリストに登録希望の方はフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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