【情報提供】ユース・メンタルヘルスの啓発冊子について(群馬大学大学院医学系研究科 神経精神医学教室)

精神障害当事者会ポルケではメンタルヘルス啓発についてのあり方について課題提起をしています。

2022年度から開始されたら高校の保健体育で精神疾患教育が始まったことを機にユース世代へのメンタルヘルスの啓発プロジェクトが国内で活発化しています。足元では、小中高生の自殺者数が過去最多になったことが厚労省の調査などで明らかになっています。【参考:小中高生の自殺者数、過去最多に 初の500人超 厚労省(朝日新聞)】

他方で、これまでの疾病予防の対策の行き過ぎた記述は優生思想を彷彿とさせるもので、現に精神疾患、精神障害を抱えた人へのスティグマを強化することに深刻な憂慮をしています。
この度、日本統合失調症学会会長でもある福田正人先生に下記の情報提供をいただきました。第8章にスティグマへの懸念についての記述もあり、全体的にバランスが取れた内容であり、今後の地域の理解啓発アクションに活用させていただきたいと思います。


 2023年度の群馬大学・地域貢献事業に採択された「ユース・メンタルヘルスの『医療・教育連携ネットワーク』の構築」にもとづいて冊子『保健体育の精神疾患教育に携わる高校教師のために ユースの心と命を大切にする:メンタルヘルスが気になる高校生や中学生に、中高生の心の健康を大切にしたいご家族や支援者の方に』を制作し、群馬大学・精神科のホームページで公開しました(群馬大学大学院医学系研究科 神経精神医学教室 (gunma-u.ac.jp))

 2022年度から高校の保健体育で精神疾患教育が始まったことを機にしたものです。授業を担当する教育関係者だけでなく、メンタルヘルスが気になる高校生や中学生や、中高生の心の健康を大切にしたいと感じているご家族や支援者の方にも、読んでいただきたいと希望しています。ファイルの形で広めたり冊子として印刷するなど、自由にご利用いただくことができます。ダウンロードしたPDFファイルを添付いたします。この冊子が、ユースメンタルヘルスの向上に結びつき、未来のこころの健康社会に貢献できることを願っています。

▼『保健体育の精神疾患教育に携わる高校教師のために ユースの心と命を大切にする:メンタルヘルスが気になる高校生や中学生に、中高生の心の健康を大切にしたいご家族や支援者の方に』高校保健体育・精神疾患教育(群馬大学地域貢献事業)

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