【情報提供】8.30入院者訪問支援事業を知っていますか?~私たちの経験や支援スキルを活かして、障害者権利条約の実施に貢献しよう~
精神保健福祉法改正施行に伴い2024年度より入院者訪問支援事業がスタートします。この取り組みは都道府県の任意事業として扱われますが、当初の予想を上回る東京都をはじめ20を越える都道府県で展開が予定されています。閉鎖的な環境となりやすい精神科病院に地域からの風を吹き入れることは、療養環境の確保や地域移行の促進を支えることにつながることが期待されています。私たちもできることをぜひ一緒に取り組んでいきたいと思います。
一方で、まだまだ事業について詳しい内容までご存知でない方も多いのではないでしょうか。講師に東京都の入院者訪問支援事業を受託している国立精神・神経医療研究センターの藤井千代さん、名雪和美さんをお招きし、お話しをいただきます。また、2022年国連障害者権利条約の総括所見が日本政府に示されました。今後の条約実施にむけた現在地や法改正の動向などについて、全国「精神病」者集団の桐原尚之さんより話題提供をいただきます。
これからの社会づくりで期待されることを学び、立場を越えて自分たちにできることを共に考える機会にしたいと思います。ご参加お待ちしております。
入院者訪問支援事業を知っていますか?
~私たちの経験や支援スキルを活かして、障害者権利条約の実施に貢献しよう~
日時:2024年8月30日(金)19時~21時
会場:東京都障害者福祉会館 教室(東京都港区芝5丁目18−2)都営浅草線「三田」・JR京浜東北線/山手線「田町」より徒歩5分
/オンライン(zoom)
対象:精神障害のある人、家族、精神保健医療福祉従事者、行政職、法曹関係者、その他関心ある市民
定員:40名(会場)100名(オンライン)
参加費:無料
情報保障:手話通訳派遣の申し込み8月20日までにお願いします。
主催:一般社団法人精神障害当事者会ポルケ
後援:全国「精神病」者集団、全国精神障害者団体連合会、DPI日本会議、日本障害者協議会、日本精神科看護協会、全国精神保健福祉会連合会
内容:
〇基調講演:入院者訪問支援事業について
講師:
藤井千代(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所地域精神保健・法制度研究部長)精神科医。精神保健医療福祉施策に関連する国の検討会やワーキンググループに参画。厚生労働科学研究において、より良質な地域ケアや、精神科病棟に入院中の方の権利擁護のあり方などについて検討する他、アウトリーチ支援などの臨床活動を行っている。
名雪和美(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 地域精神保健・法制度研究部特任研究員)精神保健福祉士。総合病院精神科において、地域の支援者とともに多職種多機関連携による支援体制の構築を進める。令和元年より厚生労働省精神・障害保健課に相談支援専門官として5年間勤務、「にも包括」の構築推進、入院者訪問支援事業創設に携わる。本年4月より現職、主に入院者訪問支援事業の実装に向けた業務を行っている。
〇話題提供:障害者権利条約の実施にむけて
講師:
桐原尚之(全国「精神病」者集団 運営委員)
第193回通常国会・第210回臨時国会において精神保健福祉法改正審査で唯一、精神障害当事者として参考人を務めた。JDF障害者権利条約特別委員として障害者権利条約初回政府審査にかかわり、市民社会のパラレルレポート執筆を担当した。
〇グループワーク/質疑応答