【活動報告】家族学習会への協力の取り組み

精神障害当事者会ポルケでは、様々な人たちの学びづくりにご協力をしています。2025年1月は精神障害のある家族の学びに関係する取り組みにいくつかご協力する機会をいただきました。当事者にとって家族との関係は時には近いからこそ難しい複雑なものになることもありますが、当事者の置かれている状況や思いについて深く理解をしてもらいたいという想いもあるところです。経験にふれながら、より良いありかたを一緒に考えることの大切さを私たちも改めて学ばせていただきました。

東京都品川区荏原保健センターにて開催された精神保健家族勉強会での講演会では、当事者活動の取り組みも含めて話題提供をさせていただきました。参加者の方々からは、「経験談に基づく話が大変参考になった」、「制度や法律など広い視野での話が勉強になった」といった感想が多く寄せられたようです。

千葉県市川市にある家族会松の木会主催の学習会では、「当事者の意思決定に、家族・支援者ができること~医師、当事者、家族、支援事業所の立場から~」と題した講座で話題提供の機会をいただきました。昨年のみんなねっとフォーラムの登壇のご縁からお声がけいただきました。座組の提案はコーディネートされた精神科医の伊藤順一郎さんで、当事者、支援者、家族からそれぞれ3名の登壇がありました。自由な対話を通じて、意思決定の大切さや難しさに触れながら、あるべきありかたを共に学ぶ機会となりました。

ご家族の方からは親亡き後問題にふれてご質問をいただくことがありました。地域生活の中で障害福祉サービスや訪問看護など公的支援を活用した暮らしのデザインをしていくこともとても大切なことです。サービス利用の経験などももっと広くお伝えしていきたいと思いました。(山田)

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