【活動報告】第121回日本精神神経学会学術総会に参加(神戸)

2025年6月20日から22日にかけて神戸で開催された第121回日本精神神経学会学術総会に、精神障害当事者会ポルケのメンバーが参加しました。精神科医療に関わる専門家らが一堂に会し、最新の研究や実践、政策動向について活発な議論が行われました。当会のメンバーからは下記の企画に登壇をしました。

▼ワークショップ「一から始めるオンライン診療」(医療DXに関する委員会)
初日は、医療DXに関する委員会によるワークショップ「一から始めるオンライン診療」に登壇しました。コロナ禍以降、精神科医療におけるオンライン診療の必要性と課題が顕在化する中、当事者の視点からもアクセスのしやすさや継続性の確保のあり方が指摘されています。当事者会で行った過去のアンケート調査を紹介しながら、オンライン診療についての選択の期待を中心に発表しました。ワークショップでは、医療提供者側の実践の様子や制度面の整備状況などが紹介され、参加者からの期待の声も多く聞かれました。

▼シンポジウム「スティグマを低減し、希望を育てる」(アンチスティグマ委員会)
2日目には、シンポジウム「スティグマを低減し、希望を育てる:高校生の保健体育授業資料ビデオ作成の経験」に登壇しました。当会が関わったビデオ制作の取り組みから発表をしました。プロジェクトが当事者参加のもと実施をされたことやメンタルヘルスの向上と併せて精神疾患に対する偏見をなくし、若い世代に向けた正しい理解を届ける意義について発表しました。

当会では、今後も当事者の立場からの発信を大切にしてまいります。

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