【活動報告】精神障害・発達障害のある人の当事者参画推進にむけたガイダンスの発行(令和6年度「キリン・福祉のちから開拓事業」助成事業)

精神障害当事者会ポルケでは、行政会議の当事者参画の現状課題等を明らかにしつつ、当事者参画のネットワークを築きながら当事者参画の推進を図ることを目的に「精神障害・発達障害のある人の当事者参画応援プロジェクト」(令和6年度「キリン・福祉のちから開拓事業」助成事業)と題した取り組みを展開しました。

今回ご紹介する「精神障害・発達障害の当事者参画推進に向けたガイダンス」は、行政会議の委員を務めた経験のある精神障害・発達障害当事者(10名)を対象としたインタビュー調査の知見を軸としてまとめたものです。当事者視点を通じた普遍性や有用性が認められた事項をプロジェクトミーティングにおいて吟味のうえ生成された内容を「精神障害・発達障害のある人の会合出席に期待される合理的配慮チェックリスト」「精神障害・発達障害のある人の当事者参画推進に向けた提言事項」としてまとめています。チェックリストについては、行政会議を特に想定していますが、精神障害・発達障害のある人(以下、「当事者」とする)が参画する研究調査のミーティング等あらゆる会合の実施の際にも参考にすることも可能です。当事者が必要に応じて合理的配慮を求めていく過程の建設的対話を促進する際に、当事者、会合を主催する組織や事務局双方の立場から参考資料として活用することを目的としています。

精神障害や発達障害の分野については、精神医療中心の支援体制、長期入院の常態化、また本人不在の福祉サービス提供など、当事者不在の構造には根深いものがあります。障害者権利条約のスローガンである「私たち抜きに私たちのことを決めないで」の広がりを当事者団体として今後も取り組んでいきます。

下記のURLからPDFデータとして閲覧することができます。冊子もありますので、頒布希望の方はご一報ください。郵送実費ご負担(+αカンパ歓迎!)、ネットワーク会員入会の方には送料免除で対応します。こちらからお気軽にお問い合わせください。

▼精神障害・発達障害のある人の当事者参画に向けたガイダンス(PDF)

↓シェアをお願いします↓