【活動報告】リカバリーカレッジふくおかで「合理的配慮」をテーマに企画協力
2026年1月10日、リカバリーカレッジふくおかの学びの場にて、精神障害当事者会ポルケとして企画協力の機会をいただき、当会代表理事・山田悠平が講義とワークを担当しました。テーマは「目覚めから実践へ 共にデザインする日々の暮らし~合理的配慮って?」です。ハイブリッド形式で開催され、30名近い方が全国からご参加いただきました。
前半は、障害を「個人の問題」に閉じず、機能障害と社会的障壁の関係として捉える「障害の社会モデル」の視点を共有しました。また、「私たちのことを私たち抜きで決めないで(Nothing About Us Without Us)」という理念のもと、当事者参画で「ともにある」社会をどうつくるかを考える時間としました。
あわせて、精神障害のある人の理解啓発を「“ための”」から「“共につくる”」へ進めることの重要性を確認し、当事者の立場から期待することとして、①害を与えない(排除しない/症状ベースだけで解決を目指さない)、②合理的配慮の提供(個別の調整)、③環境整備の推進(手続きやルール等のそもそもを見直す)をお伝えしました。
後半は「合理的配慮を考えてみよう!」を合言葉に、合理的配慮を「特別扱い」ではなく、学び・働き・生活のスタートラインをそろえるための“調整”として整理しともに考えました。。本人の困りごとや希望を聞きながら一緒に内容を決めること、過重な負担とならない範囲で工夫し、建設的対話を通じて「できる工夫」を育てていくこと、そして個別対応をそもそもの改善(環境整備)へつなげていく視点も確認しました。
ワークでは、生活の場面を思い浮かべながら「機能障害(症状)」「社会的障壁(バリア)」を整理し、グループでバリアを減らす工夫を出し合いました。精神障害には波があることもふまえ、必要な配慮が変化しうる前提で、柔軟に調整を更新していくことの大切さも共有しました。
これまでの活動や調査の知見をもとに作成してきた「会合出席に期待される合理的配慮チェックリスト」等の実践例も紹介し、日常の学びの場から合理的配慮と環境整備を広げていく“きっかけ”を、参加者のみなさまと一緒に考える機会となりました。リカバリーカレッジふくおかのみなさまありがとうございました!今後も様々なリカバリーカレッジのみなさんと連携ができれば嬉しく思います。
参考記事:【活動報告】精神障害・発達障害のある人の当事者参画推進にむけたガイダンスの発行(令和6年度「キリン・福祉のちから開拓事業」助成事業)




