【急募】明日11月11日の精神保健福祉法改正審議の傍聴の呼びかけ
11月9日より、精神保健福祉法の改正案の質疑が始まりました。今回の改正は精神保健福祉法単体ではなく「障害者総合支援法等」という括りでの束ね法案です。実質的な審議が尽くされずに数回の審議で法案が可決されてしまう恐れがあります。
精神保健福祉法案には虐待通報が明記されたとはいえ、スキームは、従前の「報告徴収」「改善命令」(38条の6/7)で、障害者虐待防止法のような流れとは全く異なります。
医療保護入院も、縮小ではなく、市町村長同意の対象拡大で、拡大傾向として懸念されるところです。
▼参考:障害者支援法案が審議入り(共同通信社)
以下、加盟団体からの全国「精神病」者集団からの2022年11月11日の傍聴よびかけです。
まだ、傍聴券には余裕がありますので、良かったらご一緒いただければと思います。すでに対政府の質疑の時間は、合計9時間と決まりました。与党側は、野党がだらしないから審議時間が減ったのだと主張し、付帯決議の交渉でも強気の姿勢を崩さないものと思われます。一方で、野党第一党の立憲民主党や日本共産党は、法案に反対する方向であるため、反対した法案に対する付帯決議の交渉という不利な条件の中で進めていく必要があります。それでも、11月11日の委員会で傍聴席が満席にでもなれば、与党側も態度を変えざるを得ません。精神保健福祉法改正は、11月11日の委員会の審査で山場をむかえ、この日の質疑をもって付帯決議などの中身を左右することになると思います。
今回の付帯決議では、医療観察法廃止、精神保健福祉法廃止を勝ち取ることがミッションのひとつです。その意味でも11日の傍聴は、非常に重要な意味をもっています。委員会室の傍聴席を記者席や立ち席まですべて満員に埋め尽くしましょう。傍聴希望者は、人数の参考までにご一報をいただけると嬉しいです。当日、遅れて傍聴される方は、到着してからでよいので、ご連絡ください。
■日時:2022年11月11日(金) 12時20分・待ち合わせ
(遅れる場合は、当日連絡先までご連絡ください。)
■場所:衆議院第二議員会館ロビー・傍聴券をお配りしています
■申し込み先:jngmdp1974@gmail.com (全国「精神病」者集団 事務局)
■当日連絡先:080-6004-6848(桐原)
<第210回国会(令和4年臨時会)衆議院厚生労働委員会>
■ 11月11日のタイムテーブル
吉田久美子 公明 13:00~13:25
山井 和則 立憲 13:25~14:00
阿部 知子 立憲 14:00~14:35
吉田とも代 維新 14:35~15:05
田中 健 国民 15:05~15:25
宮本 徹 共産 15:25~15:45
仁木 博文 有志 15:45~16:00