【活動報告】「アジア太平洋障害者の 10 年」の最終レビューに関するハイレベル政府間会合サイドイベントに登壇

2013 年から 2022 年までの「アジア太平洋障害者の 10 年」の最終レビューに関するハイレベル政府間会合がインドネシアのジャカルタで開催されました。精神障害当事者会ポルケからは代表理事の山田が脱施設化に向けた取り組みをテーマとしたサイドイベントにオンラインで登壇をし、国内の精神保健福祉体制の課題や障害者団体の取り組みなどを情報提供しました。
 
 
アジア太平洋地域には、社会への完全かつ効果的な参加に対する重大な障壁に直面している 7 億人を超える精神障害を含む障害者が住んでいるといわれています。すべての障害者の権利を擁護する包括的な開発という地域のビジョンを実現するために、日本を含むESCAP 加盟国は 2012 年にアジア太平洋障害者の 10 年、2013 年から 2022 年を宣言し、 「権利を実現する」という仁川戦略を採択しました。アジア太平洋地域の障害者のために、世界初の障害固有の開発目標を設定しました。仁川戦略の実施を加速するための行動計画を含む北京宣言その後、2017 年に加盟国によって採択され、障害を含む開発をさらに進めるためのガイダンスが提供されました。
 
仁川戦略と北京宣言および行動計画は、障害者権利条約および障害者を明示的に含む主要な政策手段、持続可能な開発目標を含む持続可能な開発のための 2030 アジェンダと固有の相乗効果が期待されてきました。仁川戦略と北京宣言および行動計画は、障害者の権利の促進と障害の実現を支援してきた独自の一連の政策および擁護ツールを構成しています。アジア太平洋地域における、誰も取り残されない包括的で持続可能な社会に向けて、障害者団体としても国際的なネットワークを育みアジア全体の問題にも取り組んでいきたいと思います。(山田)
 
 
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