報告:おおた精神障害者の地域生活を考える会 話題提供

おおた精神障害者の地域生活を考える会さん主催の内部学習会でお話をする機会をいただきました。

大田区内の支援関係者により構成される団体で、グループホーム、就労支援などさまざまなサービス提供の事業者により構成される団体です。

昨年区内の有志で開催した『夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の 100 年』 上映&シンポジウム in おおたでは、企画の協力をいただきました。

【報告】『夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の 100 年』 上映&シンポジウム in おおた 

当日の話題提供は、発病後から当事者活動をはじめるまで、個人の経験ベースのこともお話しました。

また、当事者活動を通じて、私自身はエンパワーメントされたと思うし、支援をする・されるからの脱構築が経験的に大事ではないか、といった話をエピソード交えてしました。

とある施設の職員さんからは、「ピア活動に興味ある当事者がいるのだが、どのようにサポートをしたらよいか?」といったご質問もいただきました。

当事者活動として、私たちは場がもつ力というのを大事にしていて、あえて施設や病院での開催を避けてきた経緯を踏まえたうえで、私たちの団体に限らず、すでに活動をしている団体の情報提供をしてもらえると、良いのかなとお伝えをしました。

さまざまな形のピア活動がもっと盛んになるといいですね。

※会場となった蓮沼キッチン(NPO法人ステップ夢さん運営)

当事者活動以外には支援のお話もありました。

支援は支援で大切だと思うし、期待とエールも自分なりにお送りさせていただきました。

福祉のお仕事は感情労働とも言われますが、言うなればひととひとの交わりから摩擦が起きがちなものです。

当事者として思っていること、支援者として思っていることの本音がそれぞれに吐き出せる場があるとまた良いのかなとも思います。

大田区では、当事者、支援者、家族会の連携がまだまだこれからです。

次の展開につながればなとも思います。(文・山田)

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