【活動報告】第106回お話会レポート(集中の工夫、転院先の探し方など)

カレンダーも残すところわずかとなった12月27日、東京都障害者福祉会館にて第106回お話会が開催されました。重たい雲が空を覆い、今季一番とも言える寒さの日で、体調に影響して参加を見合わせる人も多かったです。今回は、初参加の方1名を含む8名の参加がありました。
◇集中の工夫
「普段デスクワークをしています。最近特に集中力がもたず、取り組むべきことに取り組めなくて困っている。皆はどうやって集中しているのか知りたい」と、一人の参加者から、集中力についての話題があげられました。
これについて、ある参加者から仕事で集中したいときにどうしているか、日ごろ行っている方法が話されました。「私は、集中しようと思うときはまず席を外しますね」。今から集中しようというときに、自分の机から離れるというのはどういうことだろう?と感じましたが、続けて言われたのは、「席を立って、歩いて外に出て、深呼吸をします」ということでした。皆がなるほどと大きくうなずきました。話題をあげた人も「たしかに、体を動かすのはとても大切ですね。ストレッチを取り入れると良い感じがするかも。昼休みには少し先の図書館へ歩いてみたり」。体のためだけでなく集中のためにも、ときどき意識的に体を動かしてみるのは大事です。「私は考えて書く作業が多いのですが、1時間に1回スクワットをします。そうしたら頭がすっきりします」と感覚を伝えてくれた人もいました。
また別の参加者は「図書館というお話もありましたが、自分にとって良い場所というのも大事ですよね。私は外でできることは、あえてカフェに行ってやってみたりしています」と、自分が集中しやすい場所について教えてくれました。別の人も「たしかに、私も自然と場所を選んでいるかもしれない。その時によっては、ファミレスなど適度に人目がある場所の方が集中しやすかったりします」と振り返っていました。

時間を決めて集中するという話も出ました。「今から○分集中する、と決めてから始める。その時間が経ったら、それ以上やりたいと思ってもやめる。反対にやりたくなくても、とにかくその日のノルマだと思って決めた時間はやる。時間が来たらそこで満足することにしています。やりたいけれどやめるというのも良くて、次の日の楽しみになります」。
インターネットを見て気が散ってしまうという話も出ました。「今はいつでもネットにつながるので、作業中にメールが気になってチェックしたり、その流れで画面に出てくる情報を見てしまったりと、集中すべきことから意識が逸れてしまうんですよね」。悪いことばかりではないものの、パソコンやスマートフォンを開けば次々に流れ込んでくる情報には、疲れてしまう人も多くいます。集中したい時間はスマートフォンを別室に置くなど物理的に離れたり、または一時的に通知をオフにして音や振動がしないようにしたりするだけでも、違いがあるかもしれません。
◇転院先の探し方
ある参加者から「みなさんは、主治医をどうやって探しましたか」という質問が出ました。「主治医が高齢で引退もあり得るので、次をどうしたらよいか考えておきたいと思っています」。
現在の通院先にどのような経緯でつながったか、それぞれの経験が共有されました。「前にかかっていたクリニックからの紹介で今の病院につながりました」、「私も紹介されたところに今通院しています。当時行っていた、就労移行支援事業所が紹介してくれました」。「私の場合は、ボランティアを通しての知人だったカウンセラーに情報を聞いて選びました」、「価値観の近い知人たちに情報を尋ねて、数か所にしぼってから決めました」。

また、どのような基準で選ぶかについて話し合いました。「障害年金の書類を書いてもらいたいと伝えたときの反応が医師によってそれぞれ。嫌な顔をされてしまったこともあって、生活がかかっているのでそれは本当に困る」。「私もまずはなにかあったときに診断書を書いてもらえるかどうかが一番の基準でしたね。今の主治医は多少態度が強いときもあるけれど、書類は書いてくれる」。「前の主治医には話を聞いてもらえず困ったので、聞いてくれることを大事に選びました」、「以前調子がもっと悪かった時は病状を話せることが最も大事でしたが、今は、診断書に関しての希望を聞いてくれるだろうと信頼できることが、より大事です」。選ぶときの基準自体も、その時の体調や生活、場所などで違ってくるかもしれません。
「福祉サービスを利用するなら、ケースワーカーがいるところだと調整がスムーズかもしれない。医師一人に自分の生活面までよく知ってもらうことは難しい場合が多いので、ワーカーがいるとフォローしてもらえることもある」。多様な職種のサポートがある通院先を選ぶと心強い場合もありそうです。
「ホームページに掲載されている医師の顔写真を参考にした」という人もいました。「主治医を選ぶときにいくつか自分の中での基準がありましたが、その上で顔写真も参考にしました。優しそうと思って選んだところ、実際に優しいです。実は以前も写真で選んだことがあり、またやはり通院している友人に聞いても、わりと自分の第一印象と『当たる』ことも多いのかなと感じています」。
インターネットの情報で選ぶのは難しいという意見もありました。「今の通院先が遠いこともあり、もう少し近くのクリニックへの転院を考えたことが何度もあるのですが、いろんなホームページや口コミを見ても結局わからないので、そのままになっています」。「通院できそうな範囲の病院やクリニックの口コミを見て探していると、ネガティブなものばかりが目について、不安な時にさらに不安になってしまった」。

「どのような基準で選びたいか、どんな探し方が自分に合っているか」を一度考えてみてから探し始めるのも良いのではないでしょうか。また、信頼できる人や機関に協力してもらいながら探すと、安心して探すことができそうです。
◇おわりに
お話会の最後に、皆で感想を共有し合いました。
「久しぶりに参加できてうれしかったです。皆のお話に『そうだよな』と思うところがたくさんありました」
「忙しくて疲れていたのですが、参加して、自分にとっての気分転換にもなった感じがしています」
「いろんなお話を聞いて、自分でももっと考えたいなと思うテーマがみつかりました」
今年もたくさんの仲間の参加があり、とても充実したお話会を行うことができました。来年もみなさんの参加をお待ちしています。
この取り組みは、公益推進協会釋海心基金の助成により実施しています。(相良)

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