【報告】第43回お話会開催
今回の新型コロナウイルスに関連する疾患に苦しむ方々、亡くなられた方々にお見舞いとお悔やみを申し上げるとともに、感染拡大の早期終息を心よりお祈り申し上げます。
2020年6月28日(日)@東京都障害者福祉会館
新型コロナウィルスの影響で5月、6月開催予定でした第41、42回のお話会は中止となりました。
実に2ヶ月ぶりのお話会開催です。
今回は12名(うち初参加者4名)の方々にご参加いただきました。
ひさしぶりに同じ場で会えること、初めてお顔を合わせることなどなど、
なんだか感慨深いものがありました。
ではでは、今回挙がったお話の一部をご紹介させていただきます(^ ^)
■ わかっていても行動が伴わないこと
・現在就労していないこともあり夜更かしをだらだらして朝も早起きせずという日常。でも間も無く働きだす予定だから生活リズム戻さなくちゃと頭では分かっているのにそれでもだらだらと夜更かししてしまう。他のことでも先延ばし癖があり、だけど頭ではサボってるとも分かっているので罪悪感が溜まっていってダウンしてしまう。危機感を持ちにくい自分の認識の仕方は変だと思う。
・障害者雇用で働いていて、健常者が多い職場環境。会議中などに極端に緊張して、話したいことがまとまらずうまく話せなくなってしまう。前職は障害者が多い職場環境で、その時は特に緊張せずに働けていたのに。自分の中に障害者と健常者の線引きをしてしまっているのかな。自意識過剰とも思うしあまり意識しないようにと思うけど頭と体がついていけない。
頭では分かっていてもできないこと、やってしまうこと、私も心当たりがあります。それは障害の特性から来るものなのか、それとも自分の努力不足なのか。明確に答えを出せないことが多いなと思います。これは多くの当事者が内容が違うにせよシンパシーを感じる事かもな、と思いました。
そしてどんな人とも爽やかにコミュニケーションが取れたらいいけどできないもどかしさ。理想と現実とのギャップがなかなか苦しく感じたり。。。会議とかの発言ってなかなかハードル高いです私も。
知らず知らずに健常者と障害者とで線引きを行っていることについて。健常者に対してや、障害を持つ自分自身に対する色んな想いや感情があります。色んな気持ちが複雑に存在しているので説明することが難しいのですが、線引きしてしまうこと自体とても共感しました。
■波を無難にやり過ごす方法
・疲労やストレスが溜まると、「死にたい」というフレーズが頭の中にずっとあるようになってしまう。同じひといるかな。安心したいな。(初参加の方より)
・死にたいってなっても、そう思う自分を責める必要ない。その時の気分にあわせていいよ。抑え込むとどんどんうつが深まっていくと思う。
・自分は劣等感、自己否定が強くて、こんなこと話したら嫌われるのでは、ばかにされるのではと気にしていて自分からは会話をせずに日々過ごしてる。いつか自分の障害のことを大っぴらに話せるように、心を整えていきたい。
精神障害には症状の現れ方に波があります。調子がいい時もあれば、不調の時もある、というのがそれです。当事者として経験を重ねていきながら、ランダムに出現する波との付き合い方を自分なりに探していきます。…が、精神医療にかかりたての頃は未経験のことなので不安やしんどさが大きく、対処の仕方にとてもとても苦労します。
そんな中、同じような経験をした当事者と出会う、話す、聴くことはとてもとても大切です。病との付き合い方(ノウハウなどの情報)に加え、気持ちを共感してもらえることの安心感はかけがえのないものなのです。
■終わりに
いただいた感想を紹介します。
・日常では1番の関心ごとを言えないが、この場では言える。良い場だなぁ。
・今度来た時には意欲の減退について話し合いをしたい。
・2ヶ月間があいた久しぶりのお話会、ここは自分の居場所なんだなって改めて思った。
オンラインで離れた友人と関われましたが、この自粛期間で私はビデオ通話が苦手だということがわかりました(自意識過剰が過ぎて自分の表情を作りすぎてかなり疲労困憊になることがわかりました。。)。
同じ場で居合わせることも選択肢の一つとしてなんとか存在させ続けられたらいいのですが、新型ウィルス禍ではなかなか難しいのが現実です。
なるべく早く、この状況が収束するように自分なりにできる感染予防をしっかりしようと思いました。
今回のお話会では日頃から参加してくださっている飯島さんに当日の記録を取っていただきました。ご協力とてもとてもありがとうございました!
(ともちん)