【報告・パブコメ】おおた障がい施策推進プラン
大田区では、平成30年度から平成32年度を計画期間とする、「おおた障がい施策推進プラン(大田区障害者計画、第5期大田区障害福祉計画、第1期大田区障害児福祉計画、大田区発達障がい児・者支援計画)」の素案に対するパブリックコメントが行われています。
当会として、下記のようなパブリックコメントを提出いたしましたので、ご報告いたします。
プランの取組の横断的な視点、「自己決定の尊重」にあるように、権利の主体として障害当事者の自己決定の尊重の施策推進に大いに期待する。
障害者権利条約12条に拠れば、法的能力の行使における支援では、障害のある人の権利、意思及び選好を尊重し、決して代理人による意思決定を行うことになってはならない。
また、一般的意見1号によるとここでいう「支援」とは、さまざまな種類と程度の非公式な支援と公式な支援の両方の取り決めを包含する、広義の言葉である。たとえば、障害のある人は、1人又はそれ以上の信頼のおける支援者を選び、特定の種類の意志決定にかかわる法的能力の行使を援助してもらうことや、ピアサポート、(当事者活動の支援を含む)権利擁護、あるいはコミュニケーション支援など、その他の形態の支援を求めることができるとされている。
このように障害当事者が地域で自分らしく安心して暮らすためには、フォーマルな福祉サービスだけではなく、インフォーマルな資源が有益である。
その点を鑑みて、障害当事者のセルフヘルプグループの活動に助成を図ることを区としても推進していただきたい。それは地域力による連携・協働を促進するためにも有意義だと考える。ぜひ検討いただきたい。