【報告】第25回ポルケお話会開催
2018年みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?
私は1年の節目を感じつつも、どこかクリスマス、お正月を迎えるときの子どもの頃に感じたようなわくわくとした気持ちがどこか色褪せていることに気づく今日此の頃です。
感情の流れのままに一喜一憂することは確かに疲れてしまいますが、むしろ今の私には必要なのかもなとも思っています。
25回目となるお話会。
はじめての参加者も含む16人の仲間が参加してくださいました。
冬の季節もありウツ期に入る仲間も多く「体調管理」の話はひとつ大きなテーマとなりました。
服薬に対する向き合い方はそれぞれで、睡眠薬や頓服薬の使い方などの経験も共有しました。
特に病歴が長い仲間の睡眠薬の付き合い方は、個人的に大いに参考になりました。睡眠薬は性質上、効き具合がどうしても悪くなってしまうこともあります。
どうしても効き目を求めるあまりに強い薬に向かいがちとのこと。医師に相談のもと、飲まなくても寝れる日は、飲まなくてもよいのではという意見もありました。
睡眠を誘導する習慣づくり(生姜湯や夜間のスマホ使用は控えるなど)は、睡眠薬を日頃常用しているかに係わらず参考になる仲間も多かったようです。
服薬を体調管理の一助としつつ、カウンセリングや運動療法を取り入れている仲間の経験談もありました。
いずれにしても体調の回復と維持には信頼する医療者に出会えることが大切ですよね。相性もありますが、過去のお話会では嫌な経験談も共有されることが多かったです。
「こればかりは運」というのもひどい話です。
私たちが受けたい医療を私たちで言葉にしていくことを今後さらに取り組みたいと思っています。
他には、障害者雇用で最近仕事を始めた仲間の報告がありました。
職場の雰囲気や諸々の配慮も行き届いているようです。暖かい話に安心するとともに、このような素敵な障害者雇用が進むと良いなと思いました。
改めて思うのは、経験則をもとに語れるのは私たち当事者会の強みです。
私たちが実際に何を思い、何を感じたか、これを言葉にしていくことで、ポルケは私たちにかかる制度や仕組みも変えていきたいと思っています。
もしかしたら、できることはちっぽけなことかもしれません。
でもそれが必要なことであると、私は思っています。
来年も良い年にしましょう。
またお会いできることを楽しみにしています。(山田)