【報告】ポルケ第4回学習会「ユニークな発達障害当事者会の交流体験当事者会活動の運営のあり方を意見交換しよう!」

(企画意図)

精神障害当事者会ポルケ(以下、当会)では、精神科医療、福祉の経験者を「精神障害 者の当事者」と定め、その対象者による交流企画「お話会」を会の発足より、毎月1回 ペースで運営してきました。会のネーミングに由来する当事者として生きるうえでの苦悩を言葉にすることをコンセプトにしています。当事者だけの安心した空間で、日頃なかなか口に出せないことを話し、聞くことはとても大事な時間とおかげさまで好評をいただいています。少人数10名程度を定員としていますが、都度それ以上の申し込みをいただいています。他方で、当会では、お話会で出た話題を場合によっては「社会課題」として取り扱い、活動の軸としてきました。これに関しては、コアメンバーでの「作戦会議」で取り扱ってきました。行政交渉や他のプロジェクトの課題提起に寄与してきました。(施設の利用の在り方、移動支援制度の問題、医療情報の適切な提供(インフォームドコンセント)についてなど。)また、プライバシーに配慮し、都度のお話会の内容も外向けに報告してきました。
従前より行ってきたスタイルにより磨きをかけ、さらにソーシャルアクションを邁進するために、他の当事者会の運営について積極的に学ぶ機会を創りました。講師には発達障害当事者会で顧問ソーシャルワーカーを務めている“こうもりん”さんをお招きしました。(普段、発達障害当事者会ではニックネーム・匿名担保での実施をしているのでそれにならった表記にいたします。)とりわけ、被災地での「いざ」が機能する当事者会としても活躍をされてきました。こうもりんさんが関わっている当事者会の対象者は主に発達障害ですが、二次障害として精神障害も併発しているメンバー、他の障害・疾患での違い云々よりもそれを越えて学ぶべきところを研究、模索することを主眼としました。

(内容概要)
〇第1部:発達障害当事者会の交流会体験  <13:30~15:30>
こうもりんさんは、発達障害者を中心とした学びの場や交流会を毎月実施しています。その交流会では、趣旨に賛同する、家族や支援者や発達障害を学びたい人なども参加する形式 です。参加者の特性に合わせたルールを明確にしています。安定感のある場づくりのコーディネートを体験しました

〇第2部:当事者会のあり方と運営課題はなんだろう?<16:00~18:00>
現在当事者会を運営している方、これから運営を考えている方も含めて、「当事者グ ループの運営の工夫や課題」について話し合いを行いました。具体的な運営上の悩みにつても話し合いをしました。運営者のコミュニティーづくりをすることも検討されました。

(実施日時・会場)
日時:2018年2月12日(月・祝日)13:30~18:00
会場:エセナおおた第3会議室

(対象及び参加者)
 告知が前週ということもあり、参加人数は6名と限られました。しかし、東京の発達障害当事者会の運営者や、当事者会に十数年関わっているベテラン参加者の参加があり、日頃、お話会・学習会に来ている方だけでなく、はじめての参加者もあり、障害種別や地域を越えた深まりがありました。

(今後について)
 地方でユニークに実施されている当事者会の体験を提供できたことは非常に意義深く、参加者からは「継続的に取り組むべき課題だ」との声がありました。当日の学習会後に今回の学習テーマの延長で、「草の根市民基金・ぐらん」助成をいただくことができました。来年度は実際に熊本に訪問しさらに学ぶを深め、当事者会運営者同士の交流を模索してまいります。

(運営)

◇主催:精神障害当事者会ポルケ

◇共催:当事者会発信・研修研究所

◇協力:大田障害者連絡会

精神障害当事者会ポルケ第4回学習会報告書