【活動報告】アジア諸外国の障害者運動から考える~人権と運動のこれから~

 
アジア障害国の障害者運動からの学びをテーマにDPI日本会議の崔栄繁さん、中央大学の伊東香純さんをゲストにお迎えした対面の勉強会を2月13日に開催しました。
なお、この企画は公益財団法人俱進会の助成を活用して実施しました。
 
崔さんからは韓国国内の障害施策の動向や障害者権利条約批准前から批准後にかけての国内の障害者団体の連携や運動の持ち方など具体的なエピソードを交えてのお話を頂きました。「〇〇連帯」という目的を掲げたネットワークを随時つくり、都度の発展的解消を通じての運動の連続性があることなど興味深く聞かせていただきました。また、障害者権利条約の作成においては6条の「障害のある女子」の条項を加えることに、韓国の障害者団体の強い働きかけがあったことなど新たに知ることも多く大変学びになりました。
 
伊東さんからは昨年に続き、精神障害者の世界組織の歴史的な系譜をたどりながら、平易にお話をいただきました。精神障害者というアイデンティティをどのように世界各国の精神障害者がもってきたかなど、とても興味深い内容が盛りだくさんでした。
 
後半は、共催団体の東京大学教養教育高度化機構国際機関プログラムの井筒節さんや東京大学精神看護の宮本有希さんや会場からの積極的な発言をいただきながらの学びの場をもつことができました。ここのところ、勉強会の実施はオンライン続きでしたが、やはり対面での質疑交えた学びも良いなと思いました。(山田)
 
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