【活動報告】第82回お話会レポート(心をひらくこと、パートナーとの関係、認知されづらい症状について)

2023年12月23日(土)にお話会が開催されました。クリスマスイブ直前の開催ということでしたが、寒空の中、集まっていただきありがとうございました。初参加の方もふくめ、計12名が参加してくださいました。今回は、以下のようなことについてお話をしました。

◇「心をひらくこと」について

「グループワークで、言いたいことがあっても、周りを気にして遠慮してしまう。堂々と発言できるようになりたい」そんな悩みからお話が始まりました。主張しすぎないことも大切だとわかっているけど、主張したいという気持ちとのバランスが取れづらいというご意見や、逆に考えがない人だと勘違いされてしまうことが怖い、という共感も多く寄せられました。一方、「誰からも好かれることは不可能」と、いい意味で開き直ることや、話す前にデータや根拠を用意し、相手に納得してもらいやすくすると緊張が和らぐ、といった克服方法も寄せられました。

さらに、闘病により人との交流が乏しくなってしまい、「心をひらく」機会すらないという、新たな悩みを打ち明けてくださる方もいました。

私自身発達障害があり、人との距離感や心の打ち明け方に悩んできました。「何が正常な人との接し方なんだろう」と常に模索していました。でも皆様の、相手の方にとても真摯に向き合う姿勢を見て、とても感動し、「相手のことを真摯に思いやる」これだけでもう十分なんじゃないか、そう思ってしまいました。

◇精神障害者同士のパートナー関係について

パートナーも自分も精神障害を抱えており、どちらかが不調の際、金銭面・精神面のトラブルが生じてしまう、というお話をご共有していただきました。共働きじゃないと金銭的に難しいけれど、どちらかの体調不調で働くことが難しくなってしまったり、精神的に追い詰められたパートナーからの暴言がキツかったり・・・。絶対互いに傷つけたくないはずなのに、症状がきっかけで互いを苦しめてしまうこともある、という事実に、心が痛くなりました。

その中で、予定を入れないことで、予定をこなせない自分を責めないようにすることや、パートナーのことをあえて「見なかった」ことにして、自分の精神的な健康を維持する、などの解決のための具体案が寄せられました。

障害の有無に関わらず、互いを思いやる家族でも、トラブルは起きるものです。皆様方のご経験と、それでもご家族を思いやる気持ちの強さに、ただただ感動しました。お集まりいただいた皆様が、困難を乗り越え、手を取り合っていけるよう、お祈りしております。

◇世間で認知されづらい、うつ病の症状について

「世間では、一般的に派手な症状ばかりうつ病の症状としてフィーチャーされるけど、本当に隠れた症状は認知されていないですよね。うつ病はその意味で『罪深い病気』だと思います」こういった鋭い切り口で、話題を始めてくださる方がいました。

世間では、風呂に入れない、食欲がなく体重が激減した、というのが典型的なうつ病の症状として認知されているようです。しかし実態は、もっと見過ごされやすい症状があり、それを皆様と共有しました。例えば、自分の心配や不安が大きくなりすぎてしまうために、他の人の言葉に対して否定する気持ちばかりが出てきてしまったり、その結果周りの人に当たってしまったり。

こういったことは、「性格が悪い人」として見なされてしまい、人間関係にも悪影響を及ぼしかねません。そうすると、さらに症状が悪化してしまう、という負のループにも繋がりかねないかも。。。

 

◇参加された方の感想

●初参加で緊張したけど、喋るうちに、この場には安心感があると意識できた。
●毎回自分の中でいろんなことを考えさせられる。
●大変有意義な内容になって嬉しい。自分の話を聞いてくれてありがとう
●「ありのままでいる」を試したい。
●具体的に役立つ話があり、実践できることはやってみたいと思った
●勉強になったので、また次回も参加したい。

当事者の方々と話すことで、自分の病気を客観視でき、自分の新しい一面や、新たな考えを発見できることができ、とても大切な場所だと改めて実感しました。(あきこ)

今年度のお話会の取り組みは、公益財団法人ホース未来福祉財団の助成事業として実施しています。

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