2017年度活動報告

活動総評

ボランティア・市民活動総合基金 ゆめ応援ファンドから助成をいただくことで、「精神障害の当事者性を活かした共助人材の養成研修プロジェクト・序」事業として、計3回の学習会を開催することができました。会の活動それ自体を推進する大きな原動力となりました。

この連続学習会を通じて、「当事者としての経験の分かち合い」「当事者運動の歴史」「当事者性を活かした支援者の活動」それぞれの学びを深めると共に、精神障害当事者が「私たち」としてつながる目的や意義について学びを深めることができました。

「精神障害者の悩みや疑問を共有する場の運営」では、精神障害当事者を参加対象にした交流「お話会」を引き続きほぼ毎月1回ペースで開催できました。

「精神障害者の健康増進に関する活動」では、会員間の相互の相談を随時行いました。

「共生社会に向けた社会変革に関する活動」では、主に講師派遣、関係者との懇談、パブリックコメントを実施しました。

「その他、目的にともなう活動」では、それら活動を推進するため作戦会議(運営会議)の定例化が図られました。


(1) 精神障害者の悩みや疑問を共有する場の運営

〇当事者交流「お話会」の実施

第6回 2017年4月22日

第7回 2017年5月7日

第8回 2017年7月16日

第9回 2017年8月27日

第10回 2017年9月23日

第11回 2017年10月29日

第12回 2017年11月27日

第13回 2017年12月17日

第14回 2018年1月21日

第15回 2018年2月18日

第16回 2018年3月24日

のべ 91名の参加がありました。(2017年度)

通算では118名の参加。

(2) 精神障害者の健康増進に関する活動

病院選び方のアドバイス実施。
服薬治療に限らない健康の向き合い方について企画検討しました。(翌年度助成申請実施)

(3) 共生社会に向けた社会変革に関する活動

〇行政・議員懇談の実施

・新宿区立生活支援センター
ショートステイ施設利用の面接における事実確認の申し入れ

・大田区障害福祉課
精神障害の特性に応じた移動支援給付の利用状況の報告と提言

・東京都議会議員・大田区議会議員懇談
精神障害者の日々の暮らし等について

○パブリックコメントの実施

・東京都差別解消条例に関して

・おおた障がい施策推進プランに関して

〇権利擁護活動

・電話・対面等による実施。(15回)

・関係者の裁判傍聴。

学習会関係

〇講師派遣

・障害平等研修ファシリテーター向けの精神障害についての座学 (8月6日・東京都)

・第20回 福祉のまちづくり学会総会 委員会発表指定発言 (8月10日・愛知県)

○学習会の実施

・障害当事者に学ぶ ピア・カウンセリング ~自分の生活に取り組んでみよう(2017年8月)

・私たちは何者か?歴史から学ぶ~当事者の声を地域からもあげていこう~(2017年11月)

・当事者性を活かした支援・働き方とは?~ピアスタッフの現場から~(2018年2月)

・ユニークな発達障害当事者会の交流体験~当事者会活動の運営のあり方を意見交換しよう!~(2018年2月)

〇学習会等への参加

・心のバリアフリー研修(JTB総研)

・非営利組織評価センター 勉強会

〇各種委員会への参加

大田区自立支援協議会 地域移行地域生活支援部会

JDF障害者権利条約パラレルレポート作成特別委員会

おおた地域包括ケアシステムを進める会

都政と社会保障そして都議会の役割を考えよう2017実行委員会

国連人権勧告の実現を!実行委員会

おおたユニバーサル駅伝大会実行委員会

オリパラに向けた多様な利用者の円滑な移動支援に関する共同研究

福祉のまちづくり学会(心のバリアフリー特別研究委員会)

・おおたFGC(ファミリー・グループカンファレンス)実行委員会

・おおた憲法カフェ実行委員会

〇団体への連携・参画

全国「精神病」者集団

大田障害者連絡会

大田区障害者権利条例を作る会

福祉フォーラム城南

知的障害者の自立生活声明文プロジェクト

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