【活動報告】タイのバンコクで開催された精神障害の当事者団体(TCI)の会合に参加

今年の4月にタイのバンコクで開催された精神障害の当事者団体の会合に参加しました。
 
障害者団体ーTransforming Communities for Inclusion (“TCI”)ーの会議は、アジア太平洋の枠組みを発展的に解消し、世界規模での取り組みの体制や今後のアクションプランを確認し無事に閉会しました。参加国は、新型コロナウィルスの影響で限定的でしたが、およそ10カ国の人たちが集いました。代表にはウガンダのロビーナさんが満場一致で選出されました。
 
TCIは2013年よりアジア圏の精神障害者の運動体として、障害者権利条約19条とインチョン戦略といった国際的な規範をもとに連帯をしてきました。文化や言語、経済格差、そして精神医療へのとらえ方など様々な違いを乗り越えて、地域で暮らすための資源や人づくりを促進することを中心に実践事例を共有したり、政策づくりについて意見交換をしています。私は2015年頃からご縁をいただいて、これまで数回会議に出席したり、日本開催の際に事務局の一員を務めたりなどしてきました。参加をするたびに気づきや今後のアクションについて勇気をいただいています。そして、日本の精神科病院からの脱施設の問題の深刻さを改めて突き付けられる思いです。(山田)
 
 
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