【活動報告】第71回お話会レポート(協調性について、家族への思いなど)
2023年になり初めてのお話会が、1月15日(日)に開催されました。今回は初めて参加される方3名を含む、計10名が参加してくださいました。今回は以下のようなことについてお話をしました。
■協調性について
仕事上の人間関係や友人関係など、具体的なお話を交えながら、協調性をテーマにしたご意見が寄せられました。それについて、他の人の言動に困惑した体験談や、自分も障害をもつ近い立場だから気づいてしまうというお気持ち、他人に合わせようとして体調を崩してしまったといった経験談も上がりました。また、自分が話し過ぎないように気を付けている、相手に伝えるタイミングを大事にしている、そういうところもある人だなと割り切る、というお話しもありました。
私が特に心に残ったのは、「まわりに合わせられない事情があるのではと思う」というご意見です。自身がつらい思いをしてしまうと難しいかもしれませんが、相手にも何か事情があるかもしれないと想像することができると、少しやさしい気持ちになれるような気がしました。そのためにも、私自身の想像力をちょっと豊かにできたらいいなと思いました。
■自分はどう思われているのだろう、と気になってしまう
自分が相手にどう思われているか気になってしまう、どんなに明るく接してくれる人でも自分のことを疎ましく思っているのではないかと思ってしまう、というお話がありました。
それに対し、体調が悪い時や落ち込んでいる時にはあまり人に合わないようにしている、どう思われているかは考えても正確にはわからないからあまり考えないようにしている、というご意見がありました。また、「気にしないようにするのではなく、気になっちゃう私もしょうがない」と思うようにしているというお話がありました。
気になってしまう自分を変えることも大事かもしれませんが、今の自分をゆったりと自分で包み込むことも大切だなと感じたテーマでした。
■家族への思い
自分のためにいろいろとしてくれている家族を楽にさせてあげたい、という意見がありました。また、それに関連して自分への罪悪感、自分を責めてしまう気持ちをお話しくださいました。
それについて、何かしてくれたときに感謝の気持ちを伝えてみてはどうかというお話がありました。また、罪悪感や自責の気持ちは責任感の強さの表れで、その責任感を持っているのはやさしくて素敵なことだと思う、というご意見が寄せられました。
- 会に参加した方の主な感想
- あるテーマをじっくりとみんなで話すことができて、考えを深められた
- 自分には気付けなかったことに気づけた
- 悩みながらもみんながんばっているなあと感じた
- 家族以外の人となかなか話す機会がなかったので、話せて良かった
- 安心して話すことができた
- 自分の出したテーマ以外にも、当てはまる内容が多かった
- 「そうだなあ」「わかるなあ」がたくさんあった
今回は、共感したということを感想に上げていらっしゃる方が多かった気がします。私も今回の会で思わずうなずく場面がたくさんありました。そして、うなずきが多い分、それだけ「自分は独りではないんだな」と実感した、そんな会となりました。さて、2023年、今年もどうぞよろしくお願いいたします。(ソウ)
2022年度の本事業は、公益財団法人公益推進協会の「思いやり支え合い」基金による助成事業として取り組んでいます。