【詳報】東京都設置の精神障がい者就労定着支援連絡会に係る直接差別案件について

本件に関する詳報と続報をご報告します。(2019年2月22日)


精神障害当事者会ポルケでは、今年度からの障害者雇用促進法改正により精神障害者保健福祉手帳所持者へのインセンティブが働いていること、また一連の中央省庁の障害者雇用水増し問題もあり、障害者雇用の基礎知識、雇用の場面での障害理解や合理的配慮のあり方、伝え方等について学習活動やお話会ワークショップを開催してきました。精神障害者の雇用定着は他障害のそれより著しく低い状況にあり、私たちも雇用環境での合理的配慮の内実やその獲得のプロセスについて関心を寄せてきました。

それらの報告書を携えて、地元行政の障害者雇用を担当する窓口と懇談も行ってきました。ひとえに、精神障害者の雇用環境が良い方向になるようにそういう思いでした。そういった経過もあり、行政の担当者から、直接第4回精神障がい者就労定着支援連絡会の公開セミナーのお誘いをいただきました。チラシは下記になります。

なお、こちらの連絡会は東京都が設置をした会議体で、東京都の行政区画で6つ運用されています。精神科医療機関、就労支援機関、企業、学識経験者などによる事務局会議をもうけ、企画から運営まで精神障害者が働き続けるため連絡会の開催と、連携のあり方や支援ツールを検討しているとされています。

チラシの対象という表記に、障害当事者の表記がなかったので、念のため、参加が可能かを紹介先に問い合わせました。初めて参加することもあり、やり取りの中で会の雰囲気を知りたいというところもありました。

その後判明したのですが、先述の行政担当者は事務局会議のメンバーでもあり、問い合わせ、掛け合ってもらいました。メールの返信の限りでは、「たぶんNGということはないと思いますが、念のため確認します」そういう流れでした。

しかし、残念なことに、「参加いただく企業が精神障がい自体に理解が無い、力量がないこと。連絡会では合理的配慮をベースに当事者、支援者、企業、医療機関に連携して使っていただけるツールを模索していて、将来的には当事者にもご意見をいただきたいが現状では受け止めるだけの能力が事務局側にもないこと」として、参加それ自体を拒絶されてしまいました。

私達はもちろん、なにか騒ぎ立てるつもりもなく、むしろ勉強させていただいて、前向きな意見交換もできたら嬉しい、そういう心づもりでした。

運営メンバーと協議をし、本件は障害を理由にした差別案件という確認をし、翌日代表が事務局表記にあるNPO法人まひろが運営するアイ‐キャリアに電話をして、その真意を確認しました。

結論は同じでした。
電話対応した事務局員はチラシ文言を持ち出して説明をしました。
「『企業・支援機関・医療機関の効果的な連携のために』とある。当事者の参加は遠慮いただきたい。」
とのことでした。

「『遠慮いただきたい』というのは、参加できないということか」という質問に対して、参加できない旨をはっきりと明言されました。

これは明らかな障害者差別であり、抗議文を送付するので内部で一旦検討してほしい。と伝え、電話を切りました。

その抗議文は以下になります。


精神障害当事者会ポルケ(以下、当会)は、精神障害当事者により構成される東京の城南エリアを中心に活動する障害当事者団体です。

貴法人が管轄する障害者就業・生活支援センター アイ-キャリアが事務局を務める精神障がい者就労定着支援連絡会の平成30年度第4回(2月19日)開催に際して、当会メンバーの障害当事者の参加を拒絶したことに抗議します。「参加いただく企業が精神障がい自体に理解が無い、力量がないこと。連絡会では合理的配慮をベースに当事者、支援者、企業、医療機関に連携して使っていただけるツールを模索していて、将来的には当事者にもご意見をいただきたいが現状では受け止めるだけの能力が事務局側にもないこと」として、企業側等の力量不足を原因とし、また事務局に「受け止める能力がない」として、当事者の会合参加そのものの拒否の合理化は、障害者排除そのものであり、差別的な態度と言わざるを得ません。

また、従前からの当事者参画を踏まえないツール開発の姿勢に強く抗議し、当事者参画の考えを改めるよう強く求めます。国は障害者就労施策を以下のように規定しています。「障害のある人が障害のない人と同様、その能力と適性に応じた雇用の場に就き、地域で自立した生活を送ることができるような社会の実現を目指し、障害のある人の雇用対策を総合的に推進しています。」つまり、障害者就労は障害者の権利に関わることであり、私たち障害者団体の参画は当然認められるべきです。

精神障害者の障害者雇用の定着率の低さは、目下大きな課題であり、連絡会が果たすべき役割は非常に高いことは重々理解しております。当会は障害者就労にかかる支援、職場での合理的配慮等段階ステージで意見交換・解決案をまとめたワークショップなどを開催してきました。報告レポートは担当所管を通じてお伝えしているところです。当会は対話と協働の姿勢で社会課題の解決に関わる意思を表明しつつ、貴法人の当事者参画にかかる姿勢に重ねて強く抗議します。会議開催前日の2月18日(月)までに以下の連絡先に文章での誠意ある回答を求めます。


その後、本抗議文をホームページに掲載しました。
福祉関係者が差別を行ったという事態を私達は深く傷つき、そのことを世に問いたいと思ったからです。

地域の福祉や市民活動関係者から複数電話が寄せられました。
心配をいただく声と同時に当該法人の理事長からの伝言などもあり、正直いささか混乱もしました。

回答文は同日夕方に寄せられました。


第4回精神障害者就労定着支援連絡会にかかる障害当事者の
参加拒否に関しての公開抗議に対する回答

2019年2月1日付の抗議文をいただきましたことに対してご回答させていただきます。
当連絡会事務局会議において、事務局員の方から貴会のご参加についてのお申し出を頂戴し、要綱等を確認させていただきましたところ、対象とならないのではないかと判断いたしました。併せて、当事者の方の声をお聞かせいただくことは不可欠との考えのもと、連絡会におけるツールの検討におきましては、試行していただく当事者の方からもきちんと意見をいただいて参りたいとの結論となっておりました。
しかしながら、これらの回答について、貴会へ事務局員からご返答させていただく際に不適切な回答があり、ご抗議を頂くことになってしまいましたことについて、大変申し訳なく謝罪をさせて頂きたく存じます。
事務局として要綱等の確認を委託元に改めて行わせていただきましたところ連絡会への参加は可能であるとのことでしたので、是非当日のお申し込みを頂きたく存じます。
連絡会事務局といたしましては、さらなる精神障害者の就労と定着をご支援させて頂くべく努めて参りますので、引き続きの御協力をお願い申し上げます。


私たちは当事者参画それ以前の問題として、障害を理由にした排除、差別を問うたつもりでしたが、まるで「参加するしないは要綱等の確認ミス」という説明と不明瞭な謝罪回答に到底納得ができませんでした。

私たちは、公開セミナーに参加できる、できないを焦点化したつもりではありませんでした。公的設置の会議体が障害を理由にして、公開セミナーへの当事者の参加を拒絶したその重大さに気づいてもらえていないことに理解するまでに時間を要しました。

他方で、紹介元の行政からも連絡があり、一連の経緯となぜ私達が抗議をしているか直接説明をしました。

その後、運営メンバーで協議をし、公開抗議という形態でのやりとりをとらず、直接お会いして、お話をして真意をお伝えしようという結論に足りました。
その旨を伝えた文面を部分引用します。


要綱の確認ミスと手続きの話に矮小化されたことは残念でなりません。
要綱の読み取り如何にせよ、公的設置の会議体が運営するセミナーで、障害者という立場を持つ者の参加を拒絶したことは差別的扱いであったと思います。
引き続き文公開抗議文を対応することも検討しましたが、ご了承いただければお顔をあわせてお話を出来ればと思います。
事実関係の確認とひろく再発防止のありかたについてお話を希望いたします。
ご検討ください。
また、来週19日のセミナーが来週に差し迫っている中で、このタイミングでは相互信頼を回復することに困難が予想されます
19日の出席は遺憾ですが見合せます。
今回の件は、まひろさん(※当該法人)のことを従前から知っておりましたし、他の当事者会との話でも評判を耳にするところでした。
それだけに本当に残念でした。
行政の方を通じてのお話にとどまらず、お電話口で対応いただきた事務局のお考えもかたくなのようだったので、今回このような形をとりました。
本件は当事者参画以前の問題です。
繰り返しますが、その意図に関わらず福祉関係者が排除に加担したことは残念でなりません。
話し合いの場をもつか否かご返信ください。


それに対しての回答は以下の通りでした。


お話しさせていただくというお申し出、
わたしも是非お目にかかりお話をさせていただきたいと思っておりまし
た。

ただ、もうお聞き及びと思いますが、
年度末というだけではなく、法人としての変革期となっており
さらに、私自身の体調も芳しくない状況です

拒絶や排除という思いが根底にないことはご了解いただいていると思い
ますし
今回のことだけではなく、今後も含め
緩やかに時間をかけてお話をさせていただければと思っておりますので
、温かくなってからお目にかかるということではいかがでしょうか?

体調の動きが読めないなか、いつ という名言ができないこと申し訳な
いのですが、ご了承いただければ幸いです。

団体としてのお立場もあるあるやもしれません
何かございましたら ご連絡くださいませ

(原文ママ)


人間いろいろ事情はあるものです。
誤字と改行のバランスからよほど体調が悪いのかと心配になります。
ただ、温かく(暖かく?)なってから会いたい、と随分な回答でした。

また、共通の知人を介して、体調が冴えないこと(不眠で通院をしていること)などが伝わってきました。
何より残念なのは、この間理事長本人はもとより、事務局スタッフからも電話は一切ありませんでした。

私達は精神障害の当事者組織です。
まるで、精神疾患を患ったことで、加害行為への情状酌量を訴えられているようで、とても当惑しました。
一方で、どこか謝罪もどこか形式的なものに思えてなりませんでしたし、関係者に電話する時間と余力があるのなら、なぜ電話のひとつもできないのかと、差別行為そのもの以上に恨めしい気持ちになりました。

その間、とても複雑な気持ちでしたが電話をかけたこともありました。
取り次いだスタッフは、「理事長は不在にしています。またなにかあれば連絡します」とのことでした。
その回答が、「暖かくなってから会いたい」とは本当に筆舌に尽くしがたい気持ちでいっぱいでした。

私たちが考えていること、思っていることがここまで伝わらないことに悲しさすら覚えました。

代表の私のもとには、複数の関係者から意見が寄せられていました。
「これは抗議するほどのことなのか」
「大人な対応をしろ、しっかり相手と話せないのか」
といった類の先方の考えを多分に組み入れた「善意」ある忠告メッセージが寄せられてきました。

このことがなにより、一層の悲しい気持ち、怒りの気持ちにさせ、私(=代表)は体調への深刻な影響も与える状況となりました。(なっています)

いっそのこと、妥協して暖かくなるのを待とうかと思いましたが、東京都に勇気を持って相談に行くことにしました。

行政の方は電話対応してくださった方から含めて、一様に事態の深刻さをご理解いただき、その日のうちに担当課長ともお会いをし、経緯説明となにに困っているかをお伝えさせていただきました。

その際に、差別解消担当の係の方にもお話を聞いていただき、本件の直接差別性、事案を生じた際の建設的対話の不履行に対しての指摘にも十分なご理解をいただけました。

私達は、東京都に対して、東京都職員同席のもと、事務局会議のメンバーの大田区担当者、NPO法人まひろ(連絡会担当事務局)、精神障害当事者会ポルケによる協議の場を要請しました。

その日は一旦検討ということで引き取っていただきましたが、翌日には要請通り、協議の場が開かれる方向で、NPO法人まひろに指導・助言をしていただけることとなりました。

暖かくなってからがよいと、あれだけの後ろ向きな態度だったので期待もしていなかったのですが、なんとその日のうちに電話がかかってきました。

ちなみに、私は勤務があったのですが、約2時間の間に当該の複数の法人の電話番号から10回以上にのぼっての着信があり、とても薄気味が悪い思いをしました。

それまでに、電話をかけてこなかったのが、監督行政からの一言でここまで態度を一変させたことに、怒りの気持ちを超えて呆れた気持ちすら覚えます。

私たちは、今回のことはとてもおかしいことだと思っています。

障害者差別解消法や東京都差別解消条例に照らしても、明らかな直接差別です。
しかも、これが行政設置の会議体の事務局会議によって合意されたプロセスで起きたということです。

私たちはちゃんと彼らの言葉を聞いてみたいと思っています。
事務局会議でなにが起きていたのか、より詳しい状況を知りたいと思っています。事実を隠蔽することなく、詳らかにしてほしいと思っています。

障害福祉に携わるものがむしろ障害者を差別をし、その事実を矮小化し、その行き違い(百歩譲ってです)の解消に向き合わない。
そして、一部のその周辺の関係者の事流れ主義の「忠告」。

こういう地域に私たちは暮らしていると思うと、なんともやるせない気持ちになります。

そして、こういう事も含めて、彼らに「対話」として接しなくてはいけないことについて、なんと答えてくれるでしょうか?

団名にあるポルケはスペイン語で、なんでだろう、疑問といった意味です。
この間、当事者としての声に耳を傾け、ともに怒り、励ましの応援してくれる会員や関係者に心より御礼を申し上げます。
私はどこかブレてしまいそうなところを大いに支えてもらえました。

状況、また追って報告致したいと思います。

精神障害当事者会ポルケ
代表 山田悠平(文責)

(2019年2月22日)


 

【報告】『夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の 100 年』 上映&シンポジウム in おおた 報告書発行

地域関係者の協力のもとおかげさまをもちまして、「『夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の 100 年』 上映&シンポジウム in おおた」の企画は、300人を越える方々にご来場いただき、成功裏に終えることができました。

当事者会、家族会、福祉関係者など垣根を越えて、今後も地域活動に取り組んでいく所存です。

実行委員会として報告書をまとめましたので下記転載いたします。
ご一読いただけますと幸甚です。

「夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の100年」inおおた開催報告書

『夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の 100 年』
上映&シンポジウム in おおた実行委員会
実行委員長 山田悠平
(精神障害当事者会ポルケ 代表 )

【報告】第26回ポルケお話会開催

2019年1月お話会。26回目の開催となりました。

初参加の方も含む16名の仲間の参加がありました。
お正月の近況など始まる前から、新年らしく和気あいあいとした雰囲気でした。

お参りに行った話。
おせち料理の話。
それぞれ新年の挨拶かねて、近況なども報告しあいました。

お話会の中身としては、
①体調管理の話

②やりがいと体調維持のバランス

といった話題があがりました。

①体調管理の話
みなさんが日頃こころがけていることを語りました。
・少し体調が悪い時も外に出るようにする
・目の前のちょっとした目標をつくってみる
・自分の波を予想して、休むタイミングやスケジュールを意識する
・サプリメントをとってみる
・ヨガとか身体をほぐす体操をしてみる
・・などなど

みなさんの日頃の実践や当事者の友達から聞いた話など、盛りだくさん。
「あ!これなら自分に合うかも」というのが各々あったようです。
発達障害の方のアドバイスが統合失調症の方に活きたり、逆もしかり。
診断名の違いにあんまり重きを置かないポルケらしさの一つかもしれません。

やはり体験の話は重みがあるなと思いました。
私もついつい忙しくしすぎてパンクをしてしまうので、「休むタイミングをスケジュールに入れるは実践してみる」ことにします。

ほかには、②やりがいと体調維持のバランス。

お仕事のサイクルが順調にまわっているけど、少しやりがいが物足りなくなるときがある。
・・・転職も検討しているけど、環境が変わって、体調が悪くならないかも心配。

といった投げかけからお話が掘り下げられました。

・チャレンジがしにくくなっている
・チャレンジがあんまり周囲が認めてくれない
・障害の配慮を伝えると、優しくしてくれるのは助けるけど、なんか極端なことも?
・いやいや、障害の配慮はやっぱりつたえるのがむずかしい

いつものように良い意味でも「答え」はなかったですが、それぞれみなさんが思うところはあったように思います。

次回は2月17日。よろしくお願いします。

【ご報告】第4回精神障がい者就労定着支援連絡会にかかる 障害当事者の参加拒否に関しての公開抗議文

精神障害当事者会ポルケは、2019年2月1日付で以下の抗議文をNPO法人まひろの根本真理子理事長宛に送付しましたことをご報告します。


精神障害当事者会ポルケ(以下、当会)は、精神障害当事者により構成される東京の城南エリアを中心に活動する障害当事者団体です。

貴法人が管轄する障害者就業・生活支援センター アイ-キャリアが事務局を務める精神障がい者就労定着支援連絡会の平成30年度第4回(2月19日)開催に際して、当会メンバーの障害当事者の参加を拒絶したことに抗議します。「参加いただく企業が精神障がい自体に理解が無い、力量がないこと。連絡会では合理的配慮をベースに当事者、支援者、企業、医療機関に連携して使っていただけるツールを模索していて、将来的には当事者にもご意見をいただきたいが現状では受け止めるだけの能力が事務局側にもないこと」として、企業側等の力量不足を原因とし、また事務局に「受け止める能力がない」として、当事者の会合参加そのものの拒否の合理化は、障害者排除そのものであり、差別的な態度と言わざるを得ません。

また、従前からの当事者参画を踏まえないツール開発の姿勢に強く抗議し、当事者参画の考えを改めるよう強く求めます。国は障害者就労施策を以下のように規定しています。「障害のある人が障害のない人と同様、その能力と適性に応じた雇用の場に就き、地域で自立した生活を送ることができるような社会の実現を目指し、障害のある人の雇用対策を総合的に推進しています。」つまり、障害者就労は障害者の権利に関わることであり、私たち障害者団体の参画は当然認められるべきです。

精神障害者の障害者雇用の定着率の低さは、目下大きな課題であり、連絡会が果たすべき役割は非常に高いことは重々理解しております。当会は障害者就労にかかる支援、職場での合理的配慮等段階ステージで意見交換・解決案をまとめたワークショップなどを開催してきました。報告レポートは担当所管を通じてお伝えしているところです。当会は対話と協働の姿勢で社会課題の解決に関わる意思を表明しつつ、貴法人の当事者参画にかかる姿勢に重ねて強く抗議します。会議開催前日の2月18日(月)までに以下の連絡先に文章での誠意ある回答を求めます。

送付文書のファイルは以下です。
20190201第4回精神障がい者就労定着支援連絡会にかかる抗議文

【報告】第25回ポルケお話会開催

2018年みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?

私は1年の節目を感じつつも、どこかクリスマス、お正月を迎えるときの子どもの頃に感じたようなわくわくとした気持ちがどこか色褪せていることに気づく今日此の頃です。

感情の流れのままに一喜一憂することは確かに疲れてしまいますが、むしろ今の私には必要なのかもなとも思っています。

 

25回目となるお話会。
はじめての参加者も含む16人の仲間が参加してくださいました。

冬の季節もありウツ期に入る仲間も多く「体調管理」の話はひとつ大きなテーマとなりました。

服薬に対する向き合い方はそれぞれで、睡眠薬や頓服薬の使い方などの経験も共有しました。

特に病歴が長い仲間の睡眠薬の付き合い方は、個人的に大いに参考になりました。睡眠薬は性質上、効き具合がどうしても悪くなってしまうこともあります。

どうしても効き目を求めるあまりに強い薬に向かいがちとのこと。医師に相談のもと、飲まなくても寝れる日は、飲まなくてもよいのではという意見もありました。

睡眠を誘導する習慣づくり(生姜湯や夜間のスマホ使用は控えるなど)は、睡眠薬を日頃常用しているかに係わらず参考になる仲間も多かったようです。

服薬を体調管理の一助としつつ、カウンセリングや運動療法を取り入れている仲間の経験談もありました。

いずれにしても体調の回復と維持には信頼する医療者に出会えることが大切ですよね。相性もありますが、過去のお話会では嫌な経験談も共有されることが多かったです。

「こればかりは運」というのもひどい話です。

私たちが受けたい医療を私たちで言葉にしていくことを今後さらに取り組みたいと思っています。

他には、障害者雇用で最近仕事を始めた仲間の報告がありました。
職場の雰囲気や諸々の配慮も行き届いているようです。暖かい話に安心するとともに、このような素敵な障害者雇用が進むと良いなと思いました。

改めて思うのは、経験則をもとに語れるのは私たち当事者会の強みです。

私たちが実際に何を思い、何を感じたか、これを言葉にしていくことで、ポルケは私たちにかかる制度や仕組みも変えていきたいと思っています。

もしかしたら、できることはちっぽけなことかもしれません。
でもそれが必要なことであると、私は思っています。

来年も良い年にしましょう。
またお会いできることを楽しみにしています。(山田)

【報告】第24回ポルケお話会開催

こんにちは!精神障害当事者会ポルケの山田です(^^)

24回お話会は、月中に映像制作ワークショップ企画を行った兼ね合いで今月は11月の下旬の開催となりました。連休中の影響も相まってか、ご参加いただいた方は16名といつもより若干多めの人数での開催となりました。

 

お話会にはじめてのご参加の方も何人かいらっしゃって、和気あいあいと交流を深めることができました。

 

いつものように一通りの自己紹介と挨拶の後、「趣味の話」「障害者雇用の体験談」「私の体調管理対策」「当事者会運営について」といった形でテーマを深掘りしました。

 

趣味の話。

日頃取り組む園芸や畑作業について語ってくれた方がいました。この時期は、葉物、ほうれん草がオススメのようです。日々の成長を見守りながら、美味しくいただける、楽しみとしては一石二鳥とのコメントが僕には印象的でした!ベランダでも、できるようなものもあるようです♪

障害者雇用の体験談の話。

最近、新たに障害者雇用でお仕事を始めた方の体験紹介がありました。職場の方がとても親切で、苦手なことや体調への配慮もあって、お仕事に楽しく取り組んでいらっしゃるようです。ハッピーな話にみな応援の気持ちを寄せる一方で、お仕事について悩んでいる仲間が多いのも事実です。このあたりについては、今年開催した「はたらく」の学習会の続きを行うことを今後改めて提案したいと思いました。

私の体調管理対策。

この時期はウツ期に入る方も多いのではないでしょうか?かくいう私もその前の週は体調がかなりいまいちでした。季節の変わり目の折には、起床時間や室温管理も大事という経験談を紹介もありました。そのうえで、そもそもの体調の波やその原因を意識できるだけでも、心持ちどこか楽になるかもと思いました。

当事者会運営について。

今回はこれから当事者会を立ち上げたい!という方が何人か来てくれました。そして、他の地域で当事者会に取り組む方の参加もあり、当事者が集う魅力について思いを共有しました。いろいろな地域で小さくとも当事者会ができるといいなと思います。ポルケの立ち上げ経験を今レポートにまとめています。今年度内には発表予定です。その意義を改めて感じているところです。

後半は、グループにわかれてさらに深掘りをしました。

思い思いに語り、そして聞き合う関係はやはり素敵なものです。ホームページを以前からチェックしてくれていた初参加の方々にも好評で良かったです♪

参加を悩んでいる方もタイミングあうときにはぜひご参加ください(^^)

【報告】ポルケ学習会 「 精神障害者がもっと無理なく楽しく働くために ‐私たちが提案すべきことってなんだろう?‐」

(企画趣旨・概要)

2018年4月、障害者雇用促進法改正に伴い、障害者の法定雇用率に精神障害者(精神保健福祉手帳保持者)が新たにカウントされるとことになりました。今後ますます企業での障害者の雇用促進が進もうとしています。特に精神障害者には、5年間の時限措置として、精神障害者の雇用率カウントの特例措置が始まります。一方で、精神障害者の障害者雇用の数そのものは他の障害と比較して、絶対数が少なく、精神障害者の雇用の定着率も他の障害と比べても低い状況が続いています。

 

この状況の改善のためには、精神障害者の労働環境の整備が求められます。とりわけ、障害者雇用の趣旨に根差した障害理解と合理的配慮が求められます。しかし、精神障害が見た目でのわかりにくさ、コンディションに波があること、そして根強い偏見の問題から、精神障害に対する理解それ自体や合理的配慮のあり方が課題であると私たちは考えています。

この学習会の前に、私たちの組織で定期的に開催するお話し会では、「はたらく」をテーマにしたワークショップを行いました。そこでは、当事者団体としても合理的配慮の好例を集めたり、学習を重ねる必要性を再確認しました。

 

今回は、支援職の立場からゲストを招いて、障害者雇用の今の課題は何か、そもそも働くとはなんだろうか、様々な角度から講師の鶴田さんにぶつけさせていただきました。前半では、鶴田さんから情報提供をいただきました。(資料を提供いただきましたので別添します)後半は、参加者からの質疑を挟みながら事例検討を交えて、合理的配慮についてのポイントを議論しました。

(実施日時・会場)

日時:7月8日(日)14:00~16:00

会場:東京大学駒場キャンパス 駒場国際教育研究棟3階教室

 

(講師)

鶴田 雅英さん

プロンフィール所属

東京都大田福祉工場就労支援課課長(主に就労移行支援・就労継続B型担当)

大田区自立支援協議会就労支援部会 部会長、原爆の図丸木美術館副理事長

ピープルズプラン研究所運営委員、知的障害者自立声明プロジェクト

OCNet(外国人とともに生きる大田市民ネットワーク)

 

 

(参加者)

参加対象精神障害当事者に限定せず、関心者も含めたものとしました。

日頃から実施をしている当会主催のお話会(精神障害当事者を参加限定とした交流会)の参加者や市民活動に関わる方、ピアスタッフとしてお勤めの方、就労支援関係者、行政職員、学生などさまざまな方に参加をいただきました。本企画のために埼玉や遠くは北海道から参加もありました。

18名の方にご参加いただきました。ご来場ありがとうございました。

 

(参加者アンケート回答抜粋)

・もう少し制度や用語としての資料がそろっていると良いと思った。

・甘えと合理的配慮のちがいについて話せたらよかった(当事者同士だからこそ、困難さを理解したうえで話せると思うので)

・窓口対応するにあたって、どの様に説明したらよいかと迷うことがあり、参考になりました。

・発達障害の場合、何を話しているのかわからなくなったりします。いくつも意見がとびかうと??となります。私は大丈夫ですが、視覚化しながら(ボードを使うなど)がよいですね。

・時代もどんどん変わっていくので規則もゆるくなっていくと思いますし、働き方の自由度も上がっていくと思うので、全ての人にとって苦しくない社会生活が実現できていくと思います。柔軟性のない人間が管理者であると働く側が(健常者であっても)大変だと思うので、企業側としてどういう人間が管理する立場に置くかはよく考えていく必要があるし、そのようにしてもらいたいですね!

・ありがとうございました。精神の方の新たな視点を頂けた気がします。

・自分自身もこのような会に積極的に参加することで事業所内の流れも変化すると再確認しました。もう1時間ほど長く設定してもよいと感じました。

・法改正で働くことを当たり前に感じていたので、会社の受け入れ方が問題とだけ思っていたので驚きました。言語化をしていくことで、どのように仕組み化できるのでしょうか。

・それぞれの立場で素直な声が聞くことができよかった。

 

(今後に向けてー運営メンバーより)

会場全員でのディスカッションが印象的で、そこでは職場へ欠勤の連絡の手段として電話以外の方法の是非や職場への合理的配慮の伝え方などが議論されました。欠勤時の電話以外での連絡手段として定型フォーマットで連絡を行うのは、コミュニケーションに不安がある働き手には良い方法だと感じました。また、合理的配慮は働き手の申し出し辛い状況があります。その申し出を行い易い空気感をつくるというのも、これからの職場づくりに必要な事ではないでしょうか。

どちらの議題も障害者の働き手が職場へ意思表示の困難ということが起因しています。適切な意思表示は、職場には定着率の向上、働き手には安心した働き方が出来るなど双方メリットがあります。そのため、今後は就労制度の中で意思表示のし易い仕組みを作ることが急務であると改めて思いました。(木伏)

 

学習会を企画する際に常に思うことが、テーマとそのタイミングです。今年度4月の障害者雇用促進法改正は、日本の精神障害者にとって転換点になると考え、本企画を実施しました。わたしたち精神障害の当事者も積極的にこの流れに参画することが重要だと思っています。

精神障害の合理的理解を巡っては、当事者側からどのような主張をしてよいのか、難しいという声も聞かれます。それは、自分の障害はなにか、から始まり、どのような配慮を求めるか、そしてどのように雇用側に理解を促し実現させるかが難しいというものです。社会がまだまだ精神障害と合理的配慮への理解の乏しさがその大きな原因ではありますが、実は当事者側の合理的配慮を権利主張する経験の不足もあると思っています。

先般の当事者会では「はたらく」をテーマにワークショップを開催しました。事例も含めて、私にとてもとても貴重な場となりました。「そういうことも求めても良いんだ」「それはどういう伝え方をすれば、より実現するのだろうか」など、思いと戦略についても当事者会で共有できたことはとても意義あることであったと思っています。

今回講師として、地元大田区で大変お世話になっている鶴田さんをお招きしました。2つ返事で了解をいただき、無事に学習会を開催することができました。胸を借りる気持ちで、学習会当日は意見を交わさせていただきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。鶴田さんからは日頃からの人権や権利について造詣ある言葉に大いに刺激をいただいています。

障害者権利条約の批准の流れで、国内の障害施策は大きく動き出しました。障害者の人権事項が理念として、そして実態がそれに近づこうと徐々にですが、法律やシステムが進み始めています。そして、それを履行させるのは私たち障害当事者ひとりひとりの行動、つまり権利行使だと思っています。そのためには、当事者のエンパワーメントが欠かせません。

とかく学習会というと、難しいという印象を持たれてしまいがちです。それをどうにか、わかりやすくとうのが、ここ数年のモットーですが、当日は司会進行の中ではフォローが足りず、一部の人には分かりにくさにつながってしまったようです。その点はまだまだ自分の課題として向き合っていきたいです。そして多くの方にご来場いたけるよう、今後も仲間と頑張っていきたいと思います。最後になりましたが、日頃お世話になっている東京大学の井筒さんにも改めて感謝申し上げます。会場のご提供本当にありがとうございました。(山田)

(運営)

◇主催:精神障害当事者会ポルケ

◇協力:東京大学教養教育高度化機構国際連携部門国際機関プログラム

【報告】第23回ポルケお話会開催

今回は、特にテーマをもうけずに、休日の過ごし方や趣味の話から職場や就労移行支援施設の話など、メンバーが話たいことについて、皆で語り合いました。

初参加の方も含めて12名の方がテーブルを囲み、秋の変化について話しながら自己紹介。台風に自宅の屋根の瓦を飛ばされたメンバーや、秋になり涼しくなって、体調が良くなってきたというメンバーがいました。

一方で、寒暖差など天気の変化が大きくて、体調の波があるといった人も多くいました。

 

睡眠について、就寝前に軽い運動をしたり、温かい飲み物を飲んだりすると良く眠れるといった話やお腹を空かせてから眠るようにするといったコツを共有して、その流れで夢について語りました。

同じ夢を何度も見る人や、怖い夢ばかり見る人、予知夢のような夢を見る人、夢も心と同じで十人十色といった思いでした。

 

休憩をはさんで後半は、就労や職場についてや、気分が落ち込んでしまったりして体調が良くない時にできる、ポジティブなことについて皆で語り合い。

 

これまでもポルケでは、6月に行ったワークショップや勉強会を通じて、「働く」ということについて考えてきました。

 

障害者雇用で働くときに、サポートして欲しい点などについて中々伝えられない点や休日の取り方が難しいといった意見がありました。

また、障害をオープンにせず働いているメンバーからは、仕事内容によっては、障害について知られてしまうことで、辞めさせられてしまったりするのではないかと思うと怖いという話が。

 

仕事以外の休みの日は、図書館で本を読んだり、展覧会を巡ったりと色々な過ごし方がありました。体調管理や生活リズムの面でも、休みの日に少し活動するのは良いことかもしれませんね。

テーマがなかったけど、逆に様々な話ができて今回も楽しい会でした。

次回は11月24日。ぜひ、参加してくださいね。

【報告】第22回ポルケお話会開催

2018年9月2日 @東京都障害者福祉会館 和室

 

午前中の雨音の激しさには少しびっくりました。

 

まだまだ暑いですが、季節の移ろいを感じる今日このごろです。

 

今回はじめての参加者の方2名も含む、計10名の当事者が集まっての開催となりました。

 

今回のテーマは「精神科医療について」です。

幾度となくお話会の中であがってきたトピックのひとつです。

 

「医療のおかげで症状が和らいだ」「体調の回復に欠かせなかった」という声も聞かれますが、

 

往々にして、「ちょっとこれはないよね」「そんなことはないよね」といった怒りや戸惑いの声を聞くことの方が多かったように思います。(きっと他の会でもそうだと思います。)

 

以前どこかの回で、体調が悪そうな友人に精神科医療をすすめられるかという問いに、

 

「んーちょっとね」。という反応が多くのメンバーからあったのを記憶しています

 

「んーちょっとね」。を言葉化してみよう、今回はそういった趣旨で実施となりました。

1)精神科医療とのつながりのきっかけ

 

2)通院・入院してよかったこと

 

3)通院・入院してこまったこと(ここは変えてもらいたい)

 

4)私たちにできそうなことはなんだろう

 

そのよう流れで行いました。

 

1)精神科医療とのつながりのきっかけ

ちなみに今回参加した年齢層は20代から50代、女性が4人、男性が6人と幅広い層の参加となり、

 

また、現在の診断名も統合失調症、双極性障害、摂食障害、社会不安性障害、発達障害etcと多岐にわたりました。

 

思い返すと「環境の変化」にともない「身体に異変」があったという声が多かったです。

 

友人・恋人関係の悪化、職場の異動、3.11東日本大震災etcの環境の変化。

 

頭痛。睡眠不足。悩みがずっと頭から離れないといった身体の異変。

 

はじめは他の神経内科などにかかり、精神科医療につながった、そういうメンバーもいました。

 

他方で、娘の診察をきっかけに、WEBサイトのセルフチェックで受診したというメンバーもいました。

 

多くのメンバーに共通したのは、受診そのものに戸惑いや不安の感覚を覚えたということです。

それは私たち自身にとって精神科医療が身近ではなかったということの裏返しかもしれません。(良くも悪くもです)

 

2)通院・入院してよかったこと

精神科医療そのものの役割を否定されるとも思えないので、「よかったこと」これについても経験や思いを共有しました。

 

脳の病気、診断名がおりたことで、自分のコンディションの変化に説明がついた、

 

これが多くのメンバーからコメントが出ました。

 

あるメンバーからは、今までの人生で自分か抱えてきたものがみえて、ある種のアイデンティティにもなったというコメントも聞かれました。

 

ただ、診断名に関しては説明されれば、そうなんだなと思うが、よくわからないものという声も聞かれました。(その後、コロコロ変わったという声も)

 

あとは、体調そのものがよくなった、という声も聞かれました。

眠れるようになった。食欲が安定した。(ヒトの根幹ですよね)

 

3)通院・入院してこまったこと(ここは変えてもらいたい)

続いて、精神医療の「変えてほしいところ」について、それぞれが思いを語りました。

 

診察については、3、4週間の状態を話すには、診察時間が短すぎる、診断結果が客観的かどうかの保証がない。

といった意見から、お医者さんとのコミュニケーションの取り方が難しいといった意見も聞かれました。

 

障害者手帳の存在など福祉サービスの情報がなかなか手に入りにくい、薬の副作用が気になるというコメントもありました。

 

4)私たちにできることはなんだろう

精神医療の課題について話し合った後に、ではどうしたらもっと良くなっていくのだろうかと、アイディアを探りました。

 

脳や血液の検査などによる数値での客観的な判断ができる診察方法があると嬉しい、診察時間を長くしてほしいというコメントがでました。

 

診察時間の短さをカバーするために、待ち時間に数週間の自分の体調や薬の飲み忘れなどを記入する紙があるとよい、また、日常的に体調や体重をアプリなどに記録しておき、それを診察に活用するのはどうかといった意見が聞かれました。

ポイントが貯められて何か使えるとかちょっとしたゲームができるとか遊び要素があっても良いよね、といったコメントも。

 

もしかしたら、服薬や食事、睡眠時間といった情報が事前に医師に伝われば、診察に役立つかもしれませんね。

 

 

精神医療そのものが変わっていくことに加えて、日常の場面で社会が変化していくのも重要なのではというメンバーもいました。働き方や公共交通など社会のバリアが減っていくことで、より暮らしやすくなるかもしれません。

 

今回は、メンバーそれぞれが色々な思いをもっていて、ポジティブに提案がうまれてきたりもしました。今後もポルケでは普段の楽しいお話もしつつお話会を運営していきます。

 

次回は、10月7日(日)13:30からです!ぜひ、参加してくださいね。(山田・町田)

「私」の思いを言葉にして映像作品にしよう! ~映像制作ワークショップ~

「私」の思いを言葉にして映像作品にしよう!

 ~精神障害当事者会ポルケ 映像制作ワークショップ~

精神障害当事者会ポルケは、当事者が言葉を紡ぐことを活動の基礎としてきました。

月に1回ペースで開催している「お話会」では、経験や思いの共有をしてきました。

同時にコアメンバー中心に共有された悩みや時には怒りについて、課題提起してきました。

本プロジェクトではデジタルストーリーテリング(DST)という簡易な映像制作の手法を用いて、

精神障害当事者の思いを形にし、さらにそれを用いて社会への発信を目指します。

今回制作いただいた映像作品はWEBサイトに掲載し、報告会で上映する予定です。

私たちの言葉を私たちで紡ぐプロジェクトに一緒に参加しませんか?

内 容:(進捗により変更の場合もあります。) ①と②の受講が必要です

デジタルストーリーテリング(DST)とは・・・

パソコン、スマートフォンを用いて、画像(デジカメ画像、スキャナで取り込んだ写真や絵、マウスで書いた画像など)を、

制作者自身が録音した語り(ナレーション)でつなげてつくる映像制作手法です。

他の参加者と思いを共有しながら制作・発表するワークショップ形式で進行する特徴があります。

①ストーリーづくりをしよう!

物語の原稿を参加者と共有するストーリーサークルを行います。

思いがより伝わる言葉えらびやイメージを高め、ナレーション撮りを行います。

日時:2018年11月3日(土)もしくは4日(日) 13:00~(予定)

会場:東京大学 駒場キャンパス~

※目黒区駒場3丁目8−1(京王井の頭線「駒場東大前」駅 東大口)

定員:各回8名前後

(少人数の語りの時間を大切にするためグループをわけます)

②映像作品をつくろう

前週のナレーションと画像を組み合わせて映像作品に仕上げます。プチ試写会も予定。

日時:2018年11月10日(土)もしくは11日(日) 13:00~

会場:大田区障がい者総合サポートセンター 3階集会室

※大田区中央四丁目30番11号

(JR大森駅からバスで約5分。「大田文化の森」下車)

備考:

◎スマホでも制作できます。

◎制作日はグループが合流し、1日にまとめて実施します。

◎場合によりフォローアップも予定していますが、講師の都合が優先されます。

講師:

池田佳代さん(NPO法人おおた市民活動推進機構 副代表理事)

(プロフィール)

2011年から、東京、京都、大阪などでまちづくり、環境分野をはじめ、

さまざまな市民活動者の情報発信に役立てるためのDSTに取り組み、ファシリテーターを担うほか、

ファシリテーター養成にも取り組んできた。

体験や学習成果を短編ビデオで表現する子ども向け、大学生向けDSTにも取り組んでいる。

2012年より、日本とニカラグアやグアテマラの若者が作ったDST作品を交換し、

ネットで対話するイベント「交流するメディア」にも取り組んでいる。

参加費:無料

対 象:精神障害当事者でパソコン、スマホ操作の経験がある方(初心者でも大丈夫です)

☆制作いただいた作品は、WEB掲載及び報告会の上映の了解をお願いします。

☆報告会実施の際に、コメント・発言をいただけるとなお幸いです。

定 員:15名程度(応募多数の場合は選考あり)

申 込:

下記を明記の上、件名「11月DSTワークショップ参加希望」にて、

in.porque@gmail.comまでメール送付ください。

①お名前(ハンドルネーム可)

②携帯電話番号(当日対応必要なときに使用)

③メールアドレス

④ストーリーづくり希望日(両日可、3日もしくは4日)

⑤パソコン(「windows live maker」ソフト推奨)持参の可否

申込締切:10月末を目安。(残席については、ホームページでご案内します)

http://porque.webcrow.jp/

主催:精神障害当事者会ポルケ

後援:全国「精神病」者集団

   大田障害者連絡会

   おおた区民活動団体連絡会

協力:NPO法人おおた市民活動推進機構

   東京大学教養教育高度化機構国際連携部門国際機関プログラム

   スマイルパソコン

   大田区障がい者総合センター さぽーとぴあ

助成:Heart&Artsプログラム

(ここまで)