【報告】「国際潮流と日本のメンタルヘルス政策」グローバル専門家会合へ参加しました

2019年12月18日(水)

六本木駅近くにある国際文化会館にて

「国際潮流と日本のメンタルヘルス政策」グローバル専門家会合に参加してきました。

国際文化会館の敷地入り口。都心とは思えないくらい閑静な佇まい。

 

国内外で精神医療で診療や研究をされているドクター、障害者の人権について研究者の方、精神障害当事者、当事者の家族、厚労省の課長さん、民間支援団体の方々などなど、多彩な方面からいらっしゃった有識者の方々が登壇されていました。

プログラムに沿うかたちで、お一人お一人のスピーチやパネルディスカッションを見させていただきました。

丸テーブルでコーヒーや焼き菓子も頂き、配布された資料も立派でした。 

 

登壇された方々のお話を聞く中でわたしの印象に残ったことです。

  • 精神障害者の地域移行を目指していきたいが単独では無理。様々な繋がりをもち周りを巻き込んで大きな波を起こせれば・・・
  • 当事者の声がもっと欲しい、ききたい。
  • 自分のことは自分で決めたい。
  • 自分の意見を言う時には当事者や当事者の家族もためらうことなく顔や名前を明かせるような社会になってほしい。
  • 精神医療は任意で受診するべき。措置や医療保護はノー。
  • 人生の選択は他者にとめられたり阻害されるべきではない。
  • 偏見を生まないためには早い段階(幼少期から)でメンタルヘルスについての教育が行われるべきだ。

エキスパートの方々のお話を聞く中、とても心強く感じました。現状では精神障害に対する偏見は起きていますが、「みんなでビッグウェーブ起こそうぜ」的なマインドがみなぎっていたように感じます。

私も精神障害を持つ当事者(・・・というか”このままの”私”自身?)として一緒に波を起こすためのひと風になりたいなぁと思ったのでした。

知らない用語が飛び交っているイベントでしたが、全貌が分からなくても目指すべきものへの情熱はわかりました。
わたしの中にも同じような情熱が宿っていると信じて、これからもポルケの活動を続けていきたいな、そう思った日でした。
(文:ともちん)

壇上のようす。パネリストはこの椅子に座り議論します。

 

 

ロビーのクリスマスツリーの出で立ちに見とれながら帰路につきました。

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