【報告】第47回お話会 /医療者に伝わらない・職場の人との関わり方

【報告】第47回お話会 /医療者に伝わらない・職場の人との関わり方

10月31日(土)   @東京都障害者福祉会館

今年は仮装する人たちが街で溢れることのない、控えめなハロウィン。
お天気は晴天の中での開催です。
今回は14名(内初参加2名)が来てくれました。

今回お話しされたお題の一部を紹介します↓

■Drやカウンセラーに伝えたいことが伝わらない

・主治医と話が噛み合わない。先生にかみ合っていないということもなんとなく言いづらい。

・初めてのカウンセリングの時などに自分のことを全く知らない人にどうやったらうまく伝わるのかが難しい。

・辛さや不安などをいったん受け止めてほしいのに、困ったことの原因は自分の中にあると言われた。ふだんから自分を責めているのに加えて自分を責める気持ちが余計に強くなると伝え、カウンセラーの変更を願い出た。

・障害年金申請のために当時かかった病院の医師へ書類作成を依頼したら「初診時はそこまで辛そうに見えなかった」と書かれた。当時だって相当しんどかったのに…!状況がきちんと伝わっていないと後の自身の生活に関わることに対して影響が出得る可能性があるのが恐ろしいなと思った。

・伝えたいことが前回の受診した時と変わった時などには次の受診の時にその訂正から話す。辛抱強く、なるべく伝えわるように意識してる。

・生活上のことはこのお医者さんには聞けないんだなと思った。

伝わってないことを伝えられないないのは、「医師と患者」の力学が少なくとも働いているだろうな、と思いました。
嫌われたら不利益を被りそう・処方に関するお願いを聞いてくれなくなるのでは・転院するとなるとまた病院探しになるのはちょっと…。
などなど、医療者の機嫌を損ねることで自身に悪いことが起こるかも、と思ってしまうのはもともと信頼関係が成り立っていない状況では仕方がないように思います。
結果、言いたいことが伝わらないから信頼関係が築けない、信頼関係がないから伝わらないの悪循環が出来上がってしまうのでしょうね。

他方、親身に同じ目線で診てくれる医療者がいるのも事実です。
医療者ととてもいい関係にいる当事者もいます。
しかしどんなDrにあたるのか、どんなカウンセラーと出会うのか、現在の状況では運次第な気がしています。
同じ目線で対話ができ互いの信頼関係を大事に思う医療者がどうかどうか増えていってほしいです。

■障害者雇用で働く上での職場の人との関わり方

・職場の健常者とのコミュニケーションが苦手。自分の仕事のスキルが他の人に劣るのに雑談なんてできないよ…と障害を持っていることで仕事も劣るってことで言い訳にしてしまっている感じがある。

・仕事の速度が遅いので解雇になった。障害者雇用での就労ではあったけど、健常者と同じスキルを求められる職場で納得はしていた。仕事の速度を合理的配慮として受け入れてほしいことを伝えるのは難しかったし、実際にもし配慮を求めて働いていたらきっと心苦しさを感じたと思う。

・自分自身の弱みはわかっているけどそれが病気のせいなのか、もともと持っているものなのか判断しにくいし、言いにくい。

・挨拶をきちんとするなど、プラスの言葉を蒔いて環境を良くしていくという方法もあるかも。職場の雰囲気を良くしてくれる人のことを周囲は好きになると思う。

・ハローワークの人に、自分のの苦手なこと、弱点は言ったほうがいいと言われていたのであらかじめ伝えた上で障害者雇用で採用となった。体調の良し悪しによって時短勤務にしてもらったりと、配慮も受けられている。

相手が健常者でも障害者でも、職場内のコミュニカーションがうまくいくと、
業務も円滑に進められ、居心地も良くなり、自分も社会の一員になれている!ととてもポジティブに業務に勤しむことができると思います。
ですが、健常者に対しある種の劣等感を抱いていたり、
自身のスキルのなかにどうしても苦手な部分が存在することで職場にいづらい当事者もいます。
また、職場は働いてお金をもらうところなので過剰に人間付き合いに期待せず、当事者会でお話しすることで孤独感を解消しているというお話もありました。当事者会で語り合うことは孤独感を和らげ人との繋がりを実感するための大切な場所として位置づけられているんだなぁと、思いました。

■終わりに

いただいた感想の中で、
「自身のことをじっくり語ってみんなの話をじっくり聴くことは、Drに話を聞いてもらったりお薬をもらって飲むことと同じかそれ以上に、自分にとって為になっています。」
というお言葉がありました。
お話会に参加することで通院や服薬で解消できることとは違う何かを得られている実感が私の中にもあります。
現れる症状だけに目を向けたものではなく、その人その人の背景を含んだ上で語る、聴くことの大事さを感じます。
日々症状の辛さではないしんどかったことも
日々の中の嬉しいことや笑ったこともお話しできて聴くこともできるこの場所。
参加に迷っている方、ここはおふとんみたいにあったか〜く包み込んでくれる場所ですよ!
もし興味がありましたら、ぜひご予約お待ちしています♪

では次回もよろしくお願いします!

なお、今年度のお話会の取り組みは、パルシステム東京市民活動助成基金の助成のもと運営されています。

(佐藤)

 

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