【報告】「ふくしまピアのつどい2019」に参加してきました

以前開催をした第3回ポルケ学習会でお話をしてくださったご縁で横浜ピアスタッフ協会(YPS)よりお誘いいただき『ふくしまピアのつどい2019』に参加してきました。

 

日時:2019年3月28日(木) 12:30~17:00

開催場所:ビッグパレットふくしま 小会議室2・3(福島県郡山市)

午前7:00に大型観光バスでYPSのみなさんと一緒に福島へと出発。

バスの中は和気あいあい、笑い声が絶えない道中でした。

ポルケからは私一人の参加でしたが、優しく声をかけてくださる方もいらっしゃり、そしておいしいサンドイッチやお菓子などもいただいたりで遠足みたいでたくさんたくさん笑いました。

 

ビックパレットふくしまに到着。

とても大きくて立派な会場です。

研修は福島県精神障がい者ピアサポーター活動支援事業として企画されたイベントです。

福島県はピアサポーター育成・雇用促進を県のプロジェクトとして進めています。

育成計画は進んできているのですが、雇用者側がいきなり雇うことに不安を示すこともありピアサポーターが実際に雇用につながるケースは少ないのが現状のようです。

 

また、ピアサポーターとして職場体験をした方々やピアサポーターとして働く方々のお話を聴くこともできました。

 

「グループホームでの職場体験で、最初はとても緊張したが、徐々にコミュニケーションがとれるようになれてうれしかった。」

「体調管理がむずかしくいつも元気でいられるわけではないが今まで仲間の支えがあってピアサポーターとして働けている。」

「みんなで楽しいイベントを企画して当事者の憩いの場を築いていきたい。」

 

サポートを受ける側だけでなくピアサポーター自身も生きがいを感じてよい方向にむけることってとても素晴らしいことだと思います。

福島県がこのプロジェクトを推進しモデルケースとなり、全国的にピアサポートが普及していきたくさんのピアサポーターが活躍して働く喜びを感じられるようになるといいな、と思いました。

 

後半はYPS側の紹介からスタートです。

YPSの会員やつながりがある当事者、支援者が自己紹介をしていきました。

ポルケも活動内容や目的、YPSの皆さんとのご縁についてお話をさせていただきました(緊張しました(;^_^A)

 

YPSの方々からも活動内容の紹介をしていただきました。

 

「ピアマスター(YPSがピアスタッフやピアサポーターの育成を目指すために開講した現場実習を含んだ講座)の中でみんなが楽しめるようなイベントを考えている。」

「サポートする相手の方にはいつも勉強させてもらっている、歩み寄る気持ち、喜んでもらいたいという気持ちで接している。」

「グループホームの入居者さんの話し相手をしている。」

「サポートの形は一つじゃない。」

 

いろんな方の声を聞きましたが、心の中でうんうんうん、そうだよねそうだよねとうなずきまくっていました。

自分が普段感じていることと共通することがたくさんあり、いろんな場所で同じ気持ちを抱いている仲間がたくさんいるんだ、とうれしく心強く感じました。

 

ほかにもYPSと福島ピアの方々との質疑応答、グループワークでグループに分かれていろんな方とお話を交わす時間(私は結婚のメリット・デメリットを話し合うグループ、ふるさと自慢を話し合うグループに参加しました)や、YPSの方々の楽しいゲームや一芸(ラップやウクレレ演奏など)もありたくさんたくさんうなずいたり笑ったり癒されたりしました(*´ω`)

17:00の終了まで、みっちりつまった研修でした。

会場を後にしようとした際、ふと外に目を移したらとてもきれいな夕焼けを見ることができました。

帰りのバスも楽しい雰囲気で、たくさんお話しながら無事横浜駅へ到着し家路につきました。

今回の福島の研修で、福島と横浜のピアサポーターの方々がどのように活動しているのか、またピアサポーターの雇用の問題点について知ることができたこと、そして福島の皆さんとYPSの皆さんの暖かくて楽しく優しさ溢れる雰囲気に触れることができたことがとてもうれしいことでしたし、大切なことでもあると感じました。

当事者会の横のつながりを広げること、各地の当事者の意見や気持ちを聴くこと、情報を共有し合うこと、行動を起こすことで私たち当事者の生きづらさは徐々に減らせるはず。そして精神障害当事者だけでなく社会全体が優しい世の中になっていくのではと、そんな予感がしました。

今回研修にお声がけくださいました横浜ピアスタッフ協会の堀合研二郎様並びにYPSのメンバーの方々、福島の方々、大変有意義な時間をありがとうございました。

この場を借りて、お礼を申し上げます。

(ともちん)

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