【報告】第46回お話会 /仕事の悩み・ストレスへの対処
2020年9月27日に行われたポルケ9月お話会@東京都障害者会館会議室についてレポートします!
今回は、15名の方々がきてくださいました(初参加は5名)!。
そして、みなさまからお話されたものをまとめると次のような話題が出ていました。
1.仕事についての困りごと~社員同士のコミュニケーション~
2.ストレスを感じるときの対処法~具体的に考える~
3.疾患が「なおる」とは~自分で「なおる」ことができるか~
4.婚活・恋活について~当事者同士の出会いの場~
5.はじめていく場について~例えば、年金事務所~
3.と5.は、とことん深く話し合うお話会をまた別枠で設けることになりましたので、ここでは他のテーマで印象に残ったことを共有させていただこうと思います。
■仕事についての困りごと~社員同士のコミュニケーション
・上司がチェックし忘れたり、昇給を保留にされたりしてイライラする。
・ほかの人が話かけてくれない。
・総務のひとやジョブコーチや就労移行支援に間にはいってもらって相談している。
・就職は諦めている
・仕事は楽しいことばかりじゃないよと言われて、意識が変わった。
・変に気を使われたくないから、クローズドで働いている。
この悩みを見ていると、一見障害の有無にかかわらず仕事一般で抱えることの悩みのようにも見えます。ですがお話を伺うと、そこには自分の障害とどう付き合って仕事をするのかが垣間見えます。ご自身のコミュニケーションとの向き合い方や、他人を頼れるかどうかなど、一般の人以上に悩みが難しくなることもあります。その中で仕事をしないという選択をする人、また他の人からアドバイスをうけて刺激になる人、また逆にクローズドにしながらも働くという選択をとる人もいます。障害と仕事との関係には、こうした多様な在り方があるのだと感じます。
■ストレスを感じるときの対処法
・ずっと寝る
・ごはんを鍋で炊く
・通勤の道のりでストレスへの対策を考えてクールダウンする
・ストレスの勉強をする
・人と会うこと(安全な人と話す)
・そもそも何がストレスなのかがわからない。
ストレスへの対処の仕方は各々様々です。しかし一方で、自分のストレスがどこにあるのか気づきにくい人たちもまたいます。自分の疲れに気づかないまま、そのまま走り続けているうちに、いつの間にか自分が疲れ果てて倒れてしまう人もいます。だからこそ、ストレスを解消する方法が多様にあることが大事なのだと思います。この話し合いのようにストレスの解消法を考えること自体がストレスの解消になることもあります。ストレスの解消法は、それ自体も重要ですが、それを思いつくまでのプロセスもまたストレスの解消につながるのだろうと感じました。
■おわりに
お話会の参加者の言葉の背後には、
・時にはつらいこと、
・時には葛藤すること、
・そして少しの良かったこと、
がさまざまに存在しています。
お話会という約2時間半の時間は、参加者が人生の中で紡いできた宝物のような言葉達を交歓する時間です。
そうした貴重な時間を作ってくださった、参加された方々、
そしてこれまでも参加してくださってきた方々にお礼を申し上げます。
次回は、10月31日(土)13:30~16:00@東京都障害者会館にて、お待ちしております。
なお、今年度のお話会の取り組みは、パルシステム東京市民活動助成基金の助成のもと運営されています。
(飯島)