【報告】第45回お話会 /「不安」について・自分の病を受け入れる
2020年8月30日(日) @東京都障害者福祉会館
8月もお話会を開催することができました。
当事者同士で1つの場に集まることができるのが今回もありがたいです(涙)
今回は15名(うち初参加者7名)の方々が来てくださいました。
それでは、どんなことが話されたか、すこしご紹介します!!
■「不安」を感じる時はどうしよう?
・お仕事などでいっぱいいっぱいになると不安を感じやすい
・予想していないことが出てくると不安になる
・睡眠が安定しない。眠りすぎも眠れないのも「不安」があるからだと思う。
・仕事に集中している時は熱中するので不安を感じることはない。だけど仕事自体が終わっちゃって暇な時間ができると焦ったり不安になったりする。(障害者雇用で在職中の方)
・「不安」は未来への備え。当事者は特に過剰に不安を感じる人が多いと思う。自分が不安が強くなった時には『これは症状だ、これは症状だ、、、』と自分に言い聞かせるようにしてる。
・理由がある不安、理由もない不安(漠然とした不安)不安の種類にも色々ある。
■自分の病を受け入れられてますか?
・発症からまだ半年。自分の病のことまだ全然よくわかってないから受け入れる感覚もわからない。
・発病から間もなかった頃、自分が精神障害を持つことを受け入れられなくて、ばれたくなくて、他人と話せず家族としか会話できなかった。
・「なんで働いてないの?」「子供はいないの?」etc…周囲からいろんなことを言われてきたので、受け入れざるを得ないこれまでだった。
・生きていく中で、取り戻せるものもある。
・受け入れるまでのそれぞれの違ったストーリーがあるんだと思う。
・病気や障害について知識を取り込みまくるとステレオタイプによって行っちゃうのも嫌なので取り込みすぎないのも大事だと思ってる。
■ 終わりに
ポルケのお話会は、参加対象者を精神障害当事者(精神科医療・保健福祉利用者もしくは経験者)のみとし、病名、診断名で限定しない形で開催しています。
今回は特に、いろいろな年齢層や立場の方々が参加してくれたように感じるお話会でした。
診断名のみならず、これまでの経験や、現在抱えている思いや悩みも人それぞれ。
でもエピソードの根底には、他の参加者と共通するたいせつな”何か”が潜んでいたりもする。
それぞれの「言葉」を同じ場で共有し、共感し、新たな「言葉」を得ること。
それは、自分の「言葉」が他の誰かのヒントや安心につながることでもあると思います。
わたしはまだまだ自分の病について(そして自分自身について)、わけのわからないことが多々あります。お話会に来るようになって初めて、あーそうだったのか!と腑に落ちる感覚を何度も得られました。加えて自分とは状況や考え方が異なる人の言葉を知ることで、そういう考え方もあるんだなぁと初めて知り、考えさせられることも多いです。
どちらも自分にとって大事なもので、毎回毎回とても大切なお土産を持たされてる感じです(⌒-⌒; )
次回以降もまた楽しみにしています!
(佐藤)